2012年7月より、今注目のアーティスト「トーキングブンブン」としての活動もスタートさせる時東ぁみさん。そのコンセプトと、今後の展望について伺う。
時東 トーキングブンブンは、人気急上昇のヴィジュアル系バンド「ゴールデンボンバー」を手がけたtatsuoさんにプロデュースして頂きました。女性アーティストを手がけるのは初めてとのこと、気合いも入ります。
「トーキングブンブン」というアーティスト名の狙いは、インパクトとバカっぽさ。私は勝手に思っているんですが、例えば誰かが「ブンブンって、マジ変じゃない?」と、名前を発してくれた時点で勝ちだなと(笑)。現状として私自身がすごく楽しめているし、とても気に入っているキャラクターです。
― つい口に出してみたくなりますし、印象度は抜群ですね(笑)。そのキャラクターに込められた想いとは?
時東 “女の子の代弁者”というのがコンセプトです。最近、世の男性が草食化していて、それに反比例するように強い女性が増えてきましたよね。にもかかわらず未だに、未練がましい失恋ソングがヒットチャートを賑わせている・・・。私はずっとそのことに違和感を覚えていました。だからデビュー曲は、「本当は女の子は強いんだ」ということを全面に押し出した曲に仕上がっています。この曲を聴いて女の子たちが共感してくれたり、逆に男の子が聴いて「しっかりしなくちゃ」、なんて思ってくれたらすごく嬉しいですね。
― 並行して「時東ぁみ」としての活動も続けられるんですよね?
時東 もちろんです。ただ、トーキングブンブンのほうが自分の素に近いかな(笑)。皆さんが思う私のイメージは、女の子っぽいとか知的っぽいとか運動神経が良さそうとか、結構バラバラなんですけど、素の私はわりと男っぽいところもあって、特に恋愛や友情のことになると姉御肌な一面も(笑)。tatsuoさんも「アイドルをつくる気はないから」と言ってくださいましたし、今までになかったニュータイプのアーティストとして皆さんに面白がって受け入れて頂けたら、本当にありがたいなと思います。
― 弊誌としてもぜひ応援させて頂きます。活躍の幅はますます広がりますね。
時東 はい、自分でもすごく楽しみです。最近になってようやく、仕事においても自然体でいられるようになってきたので、これからはトーキングブンブンも含めて様々なシーンで素の自分を出していきたい。そしてこれからも、流行りものではなく人とは違う何かを、自分発信していけたらなと思います。
事業として密かに温めているのは、オリジナルメガネのリース業。衣装リースがあるなら、メガネのリースがあってもいいんじゃないかって(笑)。アーティストさんやタレントさんが、好んでリースしてくださるようなメガネをプロデュースできたら最高です。
― そのような活動を通じて、多くの方々を笑顔にして頂けたらと思います。
時東 ちょっと大げさすぎますけど、私の座右の銘は「笑顔は地球を救う」。だからまずは私自身が、いつでも笑っていたいですよね。そのうえでできることなら、周りの人を笑顔にできたらなと。実際、私はよく周りから「常に笑ってるよね」と言われます。そしてそう言われること自体、人としてすごくラッキーなことなんだと、心から思うんです(笑)。
インタビュー中、終始ハキハキと笑顔でお話ししてくださった時東さん。「最近ようやく自分が出せるようになった」と語るように、数々の経験を経て今、公私ともに充実されているように窺えた。これからもオリジナリティ溢れる数々の活動を通じ、我々に最高の笑顔を見せてくれるに違いない。
時東ぁみ ときとう・あみ/東京都出身
2005年「ミスマガジン2005」で16000人のなかからつんく♂賞に選出されたことを機にCDデビューを果たす。その後は元祖メガネっ娘アイドルとして写真集の発売、バラエティー番組出演、ラジオパーソナリティを務めるなど活躍の幅を広げていく。2012年7月からは「トーキングブンブン」としてアーティスト活動も開始。
▼時東ぁみオフィシャルブログ 『ぁみログ』
http://ameblo.jp/tokito-ami/

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