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注目企業インタビュー

三重県出身。高校卒業後は、愛知県にて大手自動車メーカーに勤務。コロナ禍の中で野菜ソムリエプロの資格を取得したことをきっかけに、農業に興味を持つように。2021年より(同)コスモクリエイションに参画し、農事業「Liaison(リエゾン)Farm」に従事する。

合同会社 コスモクリエイション
住所 〒514-0071
三重県津市分部2006
URL https://www.liaison-farm.com/

小倉 野菜ソムリエプロとして、(同)コスモクリエイションの農事業を担っておられる山﨑さん。やはり昔からお野菜が好きだったのですか?

山﨑 それが実は、子どもの頃は野菜が苦手で・・・偏食家だったんです(笑)。ただ、コロナ禍を機に健康について改めて考えるようになりました。そんな時に知ったのが「野菜ソムリエ」という資格です。

小倉 野菜嫌いだったというのは意外ですね。

山﨑 そうなんですよ。野菜がなぜ体に良いのか、どう健康に影響しているのかを理解できるようになった今では毎食、しっかり野菜や果物を取るようになりました。

小倉 「知る」というのは大事なことですよね。こちらでつくられているお野菜も、無農薬にこだわっているとうかがいました。

山﨑 はい。口に入れるものだからこそ、安心・安全にはこだわりたいんです。農薬に頼らないために手間も時間もかかりますが、それだけ胸を張ってお客様に届けられるものをつくりたいな、と。

小倉 現在はどんなお野菜を栽培されているんですか?

山﨑 看板商品として推しているのが「カーボロネロ」というイタリアの黒キャベツで、とても栄養価が高いお野菜です。その他、ホワイトセロリやイタリアンパセリなどいろいろなお野菜を少しずつ扱っています。フードロス削減のために、お取り引きしている飲食店さんからのご依頼を受けて野菜づくりをしているんです。

小倉 なるほど。野菜づくりもオーダー制なんですね。

山﨑 ええ。お取り引きのあるレストランやホテルの料理人さんたちと定期的に交流する機会も設け、需要のあるお野菜を聞いているんです。ハウス栽培なので、計画生産できるというのがうちの強みですね。

小倉 農家さんとして新しいスタイルですよね。どんどんおもしろい発想が生まれていきそうで楽しみです。

山﨑 ありがとうございます。自分で種から野菜を育てていくと、やはり愛着が湧くものです。昔の私のような野菜嫌いの子どもたちにもそういった喜び・楽しみを体験してもらえたら、苦手意識の克服にもつながると思っています。

小倉 野菜がどうやってつくられているのかを知らない子どもたちもたくさんいますから、ぜひそういった子たちに向けて収穫体験などのイベントも企画していただきたいです。

山﨑 ぜひやりたいですね!アイデアはたくさんあって、やりたいことが膨らんでいるところです。

小倉 お話をうかがっていても、お仕事を楽しまれている様子が伝わってきます。今後のビジョンについてはいかがですか?

山﨑 お取り引きさせていただいている業者さん、飲食店さんはもちろん、その先にいるお客様も幸せにするというのが当社の理念です。今後はその思いに共感してくれる仲間を増やすとともに、ハウスの数も増やしていきたいですね。数多くのオーダーに対応できる仕組みを整えていければと考えています。

GUEST COMMENT

小倉 隆史

食の安全性が見直されている昨今、自然派農業はどんどん需要が高まっていく分野だと思っています。「Liaison(リエゾン)Farm」さんのような農園が広まることで、それが1つのモデルケースになるはずですから、これからもぜひ頑張ってください!

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