注目企業インタビュー
塗装業を営む父親のもとで育つ。父親の仕事を手伝ったことをきっかけに同じ塗装業の道に進み、独立後に一念発起して「堀田塗装」を設立。以降、さまざまな困難を乗り越えながら15年以上にわたって事業を継続してきた。現在は多種多様な建築物の塗装を手がけている。
堀田塗装 | |
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住所 | 〒519-0102 三重県亀山市和田町1380-6 |
URL | https://hotta-paint.shiraha.jp/ |
小倉 堀田代表はどのような経緯で塗装業の道に進まれたのですか?
堀田 私の父が塗装業をしていたので、アルバイト感覚で仕事を手伝うようになったのが最初のきっかけです。父からは「一人前になるまで辞めるな」と言われ、その通りに腕を磨いていったのですが、次第に父の考え方との間にギャップを感じるようになり、思い切って独立を決意しました。その際、父に「すべて1人でやれ」と言われ、ゼロからのスタートとなりましたが、ひたすら電話をかけるなど必死に営業活動をして、何とか仕事をいただけるようになったんです。その過程で多くの方にも助けていただきました。今の自分があるのは皆さんのおかげだと本当に感謝しています。
小倉 堀田代表は人に恵まれたのですね。現在はどのようなお仕事が中心になっているのでしょうか?
堀田 どちらかというと個人様よりも法人様からの依頼が多いですね。最近は、マンションやプラント工場など大規模な案件を手がけるケースが増えています。私自身はこれまで煙突や鉄塔、工場や船、橋など、さまざまな塗装に携わってきました。そうした経験を当社のスタッフにも伝えながら、皆で力を合わせて日々の仕事に取り組んでいます。
小倉 私もサッカーチームの監督をしていてつくづく感じることですが、人を束ねるのは本当に大変ですよね。その点についてはいかがですか?
堀田 おっしゃる通りです。チームのメンバーが少ない時はよいのですが、5人を超えると諍いが起きることもあるんです。そうしたリスクを避けるべく、相性の悪いメンバーはなるべく別々の現場を割り当てるなど、うまく調整しながら現場のシフトを組むようにしています。
小倉 なるほど。仕事をする上で大切にしていることがあれば教えてください。
堀田 お客様のご要望にしっかりと応えるために、丁寧にコミュニケーションを取ってお話しさせていただいています。お客様が何を求めているかを把握した上で、使用する塗料の選定など、そのために必要なアドバイスやご提案をするように心がけていますね。その結果、すべての作業を終えた後に「ありがとう」というお言葉をいただけた時が、この仕事をしていて最も嬉しい瞬間です。
小倉 素晴らしい姿勢だと思います。最後に今後についてもお聞かせください。
堀田 「仕事を依頼されたけどできない」ということがないようにしていきたいですね。これからもいろいろなことに挑戦していければと思っています。実は父が営んでいた塗装会社も「堀田塗装」という名前だったのですが、いつの間にか社名を変えていました。もしかしたら私に社名を譲ってくれたのかもしれません。だからこの名前を絶やさないためにも、今後もしっかりと胸を張って、会社を継続させていくことに尽力する所存です!
GUEST COMMENT
小倉 隆史
堀田代表のお父様はとても厳しい方だったようですが、同じ仕事をされるそのお父様から引き継いでいかなければならなかったものを、代表はしっかりと継承されているように感じました。これからも、塗装に関するマルチなプレーヤーとして、さまざまな現場でご活躍されることを大いに期待しています。