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Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

三重県四日市市出身。幼少期に海外に移住し、帰国後は自動車の整備士や物流の管理者、工務店の営業職などを経験した。それらを経てマーケターに転向し、大手企業を渡り歩き比類なき実績を残す。程なくして四日市からワクワクを発信するために、独立を果たした。

合同会社 プレシャスコネクション
住所 〒510-0821
三重県四日市市久保田2-5-2
ATビル 2F
URL https://precious-connection.com/

小倉 三重県でコンテナ兼トレーラーハウス事業などを手がける(同)プレシャスコネクションさん。さっそく、佐村代表ならではのユニークなご活動について詳しく教えてください。

佐村 当社は、四日市市を元気にする「秘密基地」を展開している会社なんですよ。私たちに関わってくださるすべての方にワクワクしてもらい、そして夢をかなえていただきたいと思っていましてね。そのための手段の1つとして、全国でも珍しいコンテナ・トレーラーハウス専門店を展開しているというわけです。ちなみに、以前は当社では建築リフォームを手がけていたんですよ。その技術を生かして、トレーラーハウスの改装をはじめアウトドアなどで「秘密基地」をキーワードにした事業を進めています。

小倉 秘密基地や隠れ家という言葉を聞くと私も心が躍ります。

佐村 そもそも私はマーケティングの専門家で、不動産賃貸管理や企画コンサルティングの会社も経営しています。そして、施設のプロデュースを通じて四日市市だけでなく三重県全体を盛り上げていくことにも尽力しているんです。私は四日市の商店街で遊びながら育ちました。しかし、残念ながら商店街は寂れ子どもが自由に遊べる場所も姿を消してしまったのが現状です。そこで当社は新たなプロジェクトを推進し、自治体や商店街と協力して空いている土地にコンテナハウスの村をプロデュース。この村を四日市市の名所にするのはもちろんですが、私が本当に実現したいのは子どものための街づくりなんですよ。

小倉 佐村代表は、子どもたちに四日市の未来を託すおつもりですね。

佐村 おっしゃるとおりです。子どもには大きな可能性が広がっています。実際にマーケティングの仕事を通じて、子どもたちの持つ力の可能性の大きさを全国で目にしてきたんです。特にこれからは、子どもと大人の境目にいる高校生が中心の街づくりを積極的にしていってほしいと思っていて・・・そこで私は、新たな施設で県内の高校生のコミュニティをつくり、街を子どもの手に取り戻すプロジェクトに全力を注いでいるんです。

小倉 そのために掲げる佐村代表の理念を、あらためてお聞かせください。

佐村 それはエクスペリエンス。つまり「体験」です。子どもの頃の思い出は一人ひとり異なるもの。街や野原を友達と走り回ったことが思い出になる場合もあれば1人で黙々と何かをつくり上げたことがかけがえのない記憶の場合もありますよね。しかし、エクスペリエンスはすべての大人に共通する体験。当社は子ども時代のエクスペリエンスをマーケティングの手法で商品化し「大人だからこそ夢を実現しよう」と呼びかける会社です。こうした動きを社会運動に高めて1つの文化へ変え、これからも私にしかできないやり方で地域を盛り上げたいです。

GUEST COMMENT

小倉 隆史

私も地元の三重県のためにさまざまな活動をしていますが、佐村代表ならではの着眼点と楽しそうな仕事ぶりは大いに刺激になりましたし、勉強になることもたくさんお話ししていただけました。私も頑張りたいと思いますので、私たちの手で子どもたちと三重県の可能性を広げていきましょう!

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