インタビュー

卸・販売

マセゾン・エ・ルーヴァン 株式会社

大学卒業後は商社に勤務。やがて実家の農家を引き継ぎ、50歳を過ぎてブルーベリー生産に着手、その後「ユーリカ」に出合い、2019年に農業法人マセゾン・エ・ルーヴァン(株)を設立。ユーリカの魅力を伝えるべく栽培をスタートさせた。

マセゾン・エ・ルーヴァン 株式会社
住所 〒 298-0256
千葉県夷隅郡大多喜町石神408-1
URL https://ma-saison.com/

吉井 千葉県大多喜町で、主に「ユーリカ」という品種のブルーベリーの生産・販売を展開されているというマセゾン・エ・ルーヴァン(株)さん。
 社長が「ユーリカ」の栽培に着手されたきっかけをお聞かせください。

磯野 もともとブルーベリーが好きで、50歳を超えた頃にその栽培を始めました。日本の土壌は本来ブルーベリーの育成が難しく、多くの試行錯誤を繰り返していきました。その過程で栽培のアドバイスや助力をいただいた方とのご縁に恵まれ、偶然勧められたのが現在注力している「ユーリカ」でした。

吉井 ブルーベリーの中でも「ユーリカ」という品種があることを初めて知ったのですが、どういった特徴があるのでしょうか?

磯野 「ユーリカ」はオーストラリア原産のブルーベリーで大きさはギネス記録を持っており弊社では大きいものだと500円硬貨と同じくらいの粒になります。糖度も高く、一般的に販売されているブルーベリーより遥かに甘みも強いです。生産時期は早く、4月中旬から5月上旬には味わっていただけるので、進学、就職、ご栄転のお祝いや母の日ウイークスのプレゼントとしてもご活用いただけます。

吉井 お話をうかがっていると、酸味のある一般的なブルーベリーとは少しイメージが異なりますね。

磯野 お召し上がりいただいたほとんどの方から「こんなブルーベリーは初めて」という驚きの言葉をお聞きます。ブルーベリー嫌いだった方が、「ユーリカ」のファンになってしまったということもあるのですよ。そうして多くの方に喜んで食べていただき、感動していただけること、驚いた顔を拝見できることが何より嬉しいですね。

吉井 「マセゾン・エ・ルーヴァン」という社名にも、何か特別な意味が込められているのでしょうか?

磯野 フランス語なのですが自分の世界をつくりたいという思いと、大多喜町に訪れた方にこの土地ならではの季節を感じてもらいたいという思いがあり、そんな気持ちを反映して「マセゾン(私の季節)」と決めました。また「ルーヴァン(風)」という言葉には、今後も発展していく追い風が吹くようにという願いを込めています。

吉井 今後の展望についても、ぜひおうかがいしたいです!

磯野 まずはブルーベリーの品種の1つとしてではなく、「ユーリカ」単体での認知度を高めたいと考えています。そのために当社ではブルーベリー摘み、たけのこ堀り、キャンプなどの園内イベントを開催し、訪れていただいたお客様にユーリカをPRさせていただいたり、千葉県大多喜町でのふるさと納税に登録したりするなど、新たな挑戦を続けているところです。今後も「人生挑戦」の姿勢を忘れずに、日々前進してまいります!

GUEST COMMENT

吉井 怜

「新しい発想、アイディアでの差別化とアイテムのコラボで独自の経営を目指し、日本の食文化と生活様式をも変えたい」と言う磯野社長のお話からは、凄まじいチャレンジ精神や柔軟性が溢れていました。今後も「ユーリカ」や大多喜町の魅力を伝えるべく奮闘される社長を私も応援しています!


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