インタビュー

スペシャリスト

伏見淳社会保険労務士事務所

長年にわたり企業で経理・管理業務を担い、2014年には社会保険労務士の資格を取得した。企業に属しながら親の介護をするも、介護休業の取得ができずに悔いが残ったため独立を決意。介護事業業界の労務管理の一助になるべく「伏見淳社会保険労務士事務所」を設立した。

伏見淳社会保険労務士事務所
住所 〒185-0013
東京都国分寺市西恋ヶ窪1丁目
URL https://sr-fushimiroumu.jp/

阿部 2022年に設立されたばかりだという「伏見淳社会保険労務士事務所」さん。伏見さんはどのような経緯で独立に至られたのですか?

伏見 以前は長年企業に勤め、経理や管理関係の業務を担っていました。そんな中、経理の上司があまり労務を得意としていなかったこともあり、自分の存在価値を高められると考え社会保険労務士の資格を取得することにしたんです。その後、より自分のスキルを高めたいという思いから独立を決断しました。

阿部 会社を辞めて独立するというのは、それなりに勇気のいることだと思います。その心意気が素晴らしいですね。

伏見 ちょうど当時はプライベートで親の介護が必要になった時期でした。介護サービス以外に自宅でも介護をしようと試みましたが、勤めていたのが中小企業だったためなかなか介護休暇を取得することが難しく・・・。それで、今後いっそう高齢化社会になると言われているにも関わらず、労働力不足が課題となっていることに改めて気付かされたんです。

阿部 伏見さんご自身が身をもってそのことを実感されたのですね。

伏見 はい。その後、私の親は他界しましたが、あの時もっとあれをしておけばという後悔ばかりが残ってしまって。そうした経験もあり、介護業界の労務管理の一助になることができればという気持ちから、独立をしたというわけです。

阿部 確かに介護従事者が快適に働ける環境の整備というのは、これから非常に大事になってくると思います。

伏見 その通りです。私のスキルや知識を生かして、少しでも働きやすい職場をつくることが、ある意味で亡くなった親への報いになりますし、社会貢献にもなるのではないかと考えています。一般的な企業の労務・人事・賃金制度の管理はもちろん、医療・介護業界の労働環境の整備も当事務所の強みにしたいですね。

阿部 お客さんとなる企業の方々とお付き合いするうえで特に心がけていらっしゃることはありますか?

伏見 相手の立場に立ったご提案ができるようにいつも意識しています。また個人的には、異業種の方のお話を聞くのが大好きなので、さまざまな業界に対する見識を広めつつ、より親身になってサポートをしたいと考えているんです。

阿部 企業の方々も、自分たちの業界のことに興味を持って寄り添ってもらえると嬉しいはずです。伏見さんの言葉一つひとつから、ご自身の経験や知識をお客さんに還元し、社会に貢献していきたいという強い思いが伝わってきます。

伏見 ありがとうございます。遠方の方にもお声がけしてもらえるよう、オンライン相談も受け付けていますから、何かお困りごとを抱えている経営者の方にはお気軽にご相談いただきたいですね。企業様の顧問社労士として、安心して働ける環境を整備させていただきます。

GUEST COMMENT

阿部 桃子

独立したことで、勉強に当てられる時間も増えたとおっしゃっていた伏見さん。ご自身の中に絶対にぶれない軸があり、日々の仕事にも、お客さんにも誠実に向き合われている様子が対談を通して伝わってきました。これからも「お客さんのために」という強い思いのまま、よりいっそう活躍していってください!


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