代表社員 早川 晃生
自動車修理・販売の事業を手がけつつ、デイサービス・訪問介護事業も展開。現場の恩田氏をサポートし、経営面を担っている。
管理者 恩田 紀子
祖父母に育てられ、お年寄りが好きだったことから介護福祉士の資格を取得する。デイサービスなどでの勤務を経て、祖母を家で看取りたいという強い思いがきっかけで「訪問介護 絆」「結 デイサービス」を立ち上げた。
合同会社 エターナルボンド 訪問介護 絆 / 結 デイサービス |
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住所 | 〒347-0053 埼玉県加須市下谷1439 |
URL | https://hanamaru-kazo.com/public/68/ |
大路 こちらは、デイサービスと訪問介護の両方を手がけていらっしゃる施設だとうかがっています。
恩田 はい。大好きだった祖父母のお世話を自分でしたいと思ったことが、この事業を立ち上げる大きなモチベーションになりました。もともと母が介護関係の仕事に携わっており、また早川や、看護師である姉にもサポートしてもらったことで、このような形でスタートすることができたんです。スタート当初は、年代的な自立心からかデイサービスに行ったり、施設に入ったりすることに抵抗を感じる方もいましたが、地道に活動を続ける中で少しずつ浸透していきました。スタッフの数もご縁や人とのつながりで増え、今は20名ほどのスタッフと一緒に頑張っています。
大路 一歩ずつ着実に前へ進んでこられたのですね。では、施設の特色についてもぜひ語っていただけますか?
恩田 私は、利用者様やスタッフ、施設に関わる全員が家族のような存在だと考えています。そうしたつながりの温かさを皆で共有できていることが、ここの雰囲気の良さにつながっているんです。一人ひとりの個性を大切にしながら、楽しく過ごせる空間をつくれたら、と。また、利用者様に日々の生きがいを感じていただくということも、大きなテーマに掲げています。野菜づくりをしたり、皆で一緒にそれを食べたり――家に帰った時にご家族に「今日はこんなことをしたよ」と話せるような“役割”を持っていただきたいと思っているんです。
早川 一人ひとりのスタッフが目の前の利用者様のために尽くせる心を持っており、そうした人員をそろえているというのも、当施設の大きな特色です。面接時には、資格や経歴よりも、その人の心の部分を見るようにしています。そこで「この人なら大丈夫」と思えれば、現場でも必ず活躍してくれると思っていますし、実際に今のメンバーには全幅の信頼を置いているんですよ。
大路 お二人とスタッフさんたちの厚い信頼関係がうかがえます。利用者さんのために一丸となって頑張れる原動力は、どこにあると思われますか?
恩田 利用者様の笑顔、それに尽きます。「いつもありがとう」「おいしいよ」という言葉や感謝のお気持ちをダイレクトにいただけるというのが、この仕事の醍醐味ですね。私自身は、毎日が仕事でもまったく苦ではなく、むしろ利用者様から元気をいただいているくらいです。
大路 素敵なお話ですね。では最後に、お二人が思い描く将来のビジョンについてもお聞かせください。
早川 施設を大きくするより、今の環境をしっかり維持していくことが私の目標であり、夢ですね。
恩田 1人でも多くの方に、亡くなる瞬間まで「こういう場所があって良かった」と思っていただけたら幸いです。時代が変われば求められることも変わるので、それに合わせながら歩んでいきます。

GUEST COMMENT
大路 恵美
お二人のお話をうかがっていて、温かさと頼もしさを感じました。こちらを起点に、同じ思いを持つ人材が育っていけば、よりたくさんの高齢者の方が幸せになるはず。私も自分の両親は、お二人のように真心を持って接してくださる方にお任せしたいです。今後ますますのご活躍を応援しております!