一歩を踏み出したい人へ。挑戦する経営者の声を届けるメディア

Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

矢部 具体的にはどのようなことが学べるのでしょうか?

和田 当協会では「ポジママ・カレッジ」というスクールを設けていて、私を含む認定講師がポジティブ心理学とポジティブ子育てについて教えています。「ママが人生を楽しむこと・幸せを感じることが、子どもの笑顔と成長につながる」という理念のもと、「ママはこうしなくちゃいけない」といった考えから脱し、自己肯定感を取り戻してもらうことを目標にしているんです。また、自立した女性を増やすこともテーマに掲げていて、私が経験してきたことも交えながら子育てと両立できるビジネスのノウハウをお伝えしています。Webマーケティングの集客コンサルティングも行っているんですよ。ちなみに、受講生であるママさんたちは、さまざまな環境に身を置いていらっしゃり、保育士さん、元保育士さん、幼稚園の先生、学校の先生をされている方もいらっしゃいます。

矢部 子どもと接する仕事をされる方でも、自身の子育てには悩む部分も多くあるのでしょうね。

和田 そうなんです。自分の子どもだと生徒や園児のママさんたちと同じように悩んでしまうみたいですね。保育士さんや先生としての知識があるからこそ難しい部分もあるようですよ。

矢部 ママさんたちと接する際、心がけていらっしゃることは何でしょうか?

和田 「他人軸」で考えるのではなく「自分軸」を大切にしてもらうことは意識しています。というのも、他人と自分を比べて落ち込んでしまう方が多いなと感じているからなんです。

矢部 人と比べてしまったり周りのことを気にしすぎてしまったりして感情が揺らいでしまうことってありますもんね。もっと周りに頼ったほうがよいとわかっていても、それが簡単なことではありませんし・・・だからこそ話を聞き、寄り添ってくれる和田代表のもとにたくさんの方が集まるのもうなずけます。

和田 ありがとうございます。お子さんに対するイライラも、よくよく聞いてみるとお子さんとの間にある問題ではなく、ご主人への不満が原因の場合もあるんですよ。

「ポジママ」の輪拡大!講師1000人計画

矢部 今後についてはいかがですか?

和田 おかげさまで、実績のない状態からのスタートだったにもかかわらず、日本全国、さらには海外のママさんたちからもご支持いただき、活動に手応えを感じています。今後の目標の1つは、認定講師をできれば1000人ぐらいまで増やし、“ポジママ”の輪をもっと広げていくことです。そもそも協会を法人化したのも受講生の皆さんからの強い要望で「ポジティブ子育てアドバイザー」という認定資格をつくるためでした。私が講座をすべてオンラインで行っているように、認定講師になればパソコン1つで開業でき会社に通わなくても収入を得ることが可能になります。ともすれば、育児や家事にかかりきりになりやすい女性の自立を促す意味でも、新しい講師のデビューを積極的に後押ししたいんです。

矢部 ご自身を振り返ってみて、起業にチャレンジして正解でしたか?

和田 はい!講座ばかりでなく、ポジママさんたちの横のつながりもすごく活発になって、育児に苦しむ中で同じ悩みを持つママさん同士の絆に救われたというお声をたくさんいただくようになりました。本当に、この協会を立ち上げて良かったと思っています。

GUEST COMMENT

矢部 美穂

お子さんのことで悩んでいるママさんたちは皆さん、家族の協力を得たいのはもちろんですが、家族以外にも救いの場があったらいいなと思っているのではないでしょうか。だからこそ、和田代表が始めたポジママ・カレッジに「これだ!」と膝を打たれた方も多いのでしょう。貴重な場所だと思いますから、ぜひもっと仲間を増やしていってくださいね。

1 2

躍進企業応援マガジン最新号

2024年3月号予約受付中!