障害を持つ姉と暮らしていく中で医師を目指すようになる。琉球大学医学部を卒業後、脳外科医となった。現役の医師として診療や手術を担当しながら、「医療相談社 アスケイロン」を創業する。患者と医師の間に立ち、医療相談や教育など多岐にわたる事業を展開中。
医療相談社 アスケイロン | |
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URL | https://askaron.net/ |
med.cons@askaron.net |
千葉 大本代表は「医療相談社 アスケイロン」を手がけると同時に、現役の脳外科のお医者さんでもあるそうですね。
大本 そうなんです。脳外科医として病院に従事しています。他方、私が独自に医療相談サービスを始めた理由は、自分の症状や病気について十分な説明をしてもらえないと感じている患者さんがいるだけでなく、医師もまた、忙し過ぎて患者さんに診察結果を丁寧に説明するのが難しいことにフラストレーションを抱いていると思ったからなんです。そこで当社では、医療について悩むお客様のお話をうかがい、病状や受診するべき医療機関などについて詳しくお答えしているだけでなく、主治医との間の橋渡し役もさせていただいています。ちなみに、現役の医師だからこそ説明できる部分もありますので、これまでにないサービスとも言えますね。
千葉 患者さんとその主治医の間に、大本代表が第三の医師として立ってくださるわけですね。
大本 ええ。医療現場では、患者さんやご家族からご意見をいただくことも少なくありません。これも医師と患者さんで医学の知識に差がありすぎるのが一因だと思っています。そこで、時間のない主治医に代わって私が医療情報を整理して患者さんにわかりやすくご説明しているんですよ。その際に私が大切にしているのは患者さんに寄り添うことです。自分が医師だからといって病院の立場を優先するのではなく患者さんの目線に立つことを何よりも重視しています。
千葉 医師としても活躍されている大本代表の存在は、多くの方にとって欠かせないものになってくるでしょうね。やっぱり安心感があると思います。
大本 ありがとうございます。また、世の中には広告やホームページ内に小さい文字で「これは医療行為ではありません」などと記載しながらも、医療としか思えない行為で大金を稼ぎ、患者さんの健康を害する悪徳業者もたくさんいるんです。そのような被害を防ぐためにも、そして医師でない方も、ご自分やご家族の体をケアするなど、必ず誰かにとっての主治医になっているでしょうから、多くの方が医学の正しい知識を持つことが大事だと思っているんです。そこで私は、医療教育にも力を入れているんですよ。
千葉 素晴らしい取り組みですね。医師として活躍する一方で医療教育や医療相談サービスの立ち上げなどに挑戦されている大本代表。今後についてはいかがでしょうか?
大本 患者さんに寄り添うことを軸に、患者さんと病院の橋渡し役として、双方を含む誰もが困らない環境をつくりたいと思っています。それも含めてあらゆる目標を掲げて私は突き進んでいるところですが、脳外科医と兼業し自分の手が届く範囲で頑張り続け、少しずつ仲間を増やし事業を広げていきたいですね!

GUEST COMMENT
千葉 真子
病院が混んでいたり、お医者さんが忙しそうだったりすると疑問があっても質問できない患者さんも多いと思います。その中でお医者さんと患者さんの橋渡し役になってくださる大本代表の存在は大変貴重なのではないでしょうか。今後も患者さん、医療従事者の皆さんのために頑張ってください!