飲食店や不動産業界での経験を持ち、それらの経験を生かして独立を果たす。23歳のときにイズミハウス(株)を立ち上げた。空き家物件の買い取り事業に注力し、買い取った物件はシェアハウスやキャンプ施設などリノベーションし販売。創業からわずか2年で空き家買い取り数大阪府内ナンバーワンを実現した。現在は上場を目指してまい進している。
イズミハウス 株式会社 | |
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住所 | 〒559-0003 大阪府大阪市住之江区安立1-14-11 |
URL | https://izumi-house.com/ |
大阪を拠点に空き家を買い取り、リノベーション物件として販売しているイズミハウス(株)。代表取締役の泉氏は類いまれなアイデアと実行力を持ち、社会に大きく貢献している。そんな同氏の理念に元ボクシング世界王者の西岡利晃さんが迫った。
空き家の買い取り件数大阪1位を達成
西岡 不動産業界でまい進していらっしゃる泉社長は、これまでどのようなご経歴を歩まれてきたのでしょうか?
泉 私はかつては飲食業界で宅配ピザ店の店長をしていたこともありますし、まったく畑違いの不動産業界で働いていた経験もあります。それらを経て23歳のときに独立し「空き家問題を解決すること」をミッションに掲げて当社を立ち上げました。当社は創業してからまだ数年しか経っていないものの空き家の買い取り数は大阪府内で1番なんですよ。
西岡 それはすごいですね!独立をされたのも23歳の若さでということで大変なこともあったと思いますが、果敢に挑戦されてきた様子が目に浮かびます。ぜひ、事業の内容について詳しく教えてください。
泉 当社は事故物件やゴミ屋敷、山奥の物件など、他社が見向きもしない不動産を積極的に買い取ってリノベーション後に販売しています。私のポリシーは、他店が「タダでもいらない」と断る物件でも必ず値段を付けて買い取ることなんです。先日も山奥で50年間も放置されて多数の猿が住み着いてしまい、何十軒もの不動産会社に断られた物件を買い取ったばかりなんですよ。少子高齢化で空き家はますます増える一方ですが、この問題を解決することをミッションにしている当社は自治体や士業の方々からもご相談をいただくことが多く、ここまで成長してくることができました。
西岡 なるほど。条件の悪い物件はリノベーション後どのように活用されるのでしょうか?
泉 外国人労働者のためのシェアハウスにしたり、グループホームにしたり、キャンプ施設にしたりと立地によりさまざまです。リノベーション後の物件を購入するお客様は医療業界や警察、介護業界、葬祭業界といった事故物件でも気にしない職業の方が多いですね。
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