両親が教員という家庭に育ち、自身も教育の道を志すも、学習塾での指導に魅力を感じ、教員ではなく塾講師の道を一筋に歩む。集団授業を行う塾を経て個別指導の塾へと移り、自身の思い描くスタイルを追求したいと考えるようになったことから独立。2022年10月に個別指導塾「AILE」を立ち上げた。

AILE | |
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住所 | 〒290-0071 千葉県市原市北国分寺台1-8-1 |
URL | https://www.aile-studybase.com/ |
水野 山下代表は塾講師として豊富なキャリアをお持ちだそうですね。まずは独立に至った思いをお聞かせください。
山下 前職の塾長がとても懐の深い方で、いろいろなことにチャレンジさせていただく中でこの仕事のおもしろさを再認識したんです。しかし、その塾が大手に吸収されたことで方向性の違いを感じるようになり、「思い切って自分でやってみよう」と決意を固めました。
水野 立ち上げから間もないにもかかわらず、講師陣がとても充実していらっしゃる印象を受けます。
山下 以前の職場で一緒だったベテラン講師や、かつての教え子に声を掛けたところ、快く来てくれました。開校前から、一人ひとりの生徒に合った講師を付けたいという理想を抱いていたので、順調なスタートが切れて満足しています。
水野 授業をどのように進めているかについても、ぜひ詳しく教えてください。
山下 当塾は完全担任制で、1つの科目を1人の講師がずっと担当するというルールを設けています。学年によって担当が変わることがないので、長い時間をかけて信頼関係を築けますし、わからない部分を遠慮なく質問できる環境を整えているんです。また、授業に関しても画一的なカリキュラムにするのではなく、ある程度の基準を設けつつも、生徒との月1回の面談を通じて柔軟に組み替えていくように工夫しています。
水野 生徒さんの学びやすさ、通いやすさを考えてくださっているのですね。
山下 私は、塾に「堅い」「真面目」という印象を与えたくないと考えています。生徒たちとの会話もなるべく敬語を使わずフランクに接するようにしていますし、塾の空間づくりに関しても、ふらっと立ち寄れるカフェのような雰囲気を重視しているんです。
水野 お話をうかがっていると、生徒さんたちが楽しく学べる塾づくりをしようという山下代表の思いが伝わってきて、「ワクワクさせる勉強」を理念に掲げていらっしゃるのも納得できます。
山下 私自身、かつては勉強嫌いな子どもだっただけに、嫌々やるのではなく遊びながらできるような学習法は常に考えています。次のテスト対策会も、ゲームを攻略するように進められる企画を準備中です。生徒たちの反応も上々で、保護者の方から「自分から塾に行くようになって、家でも勉強がわかる喜びを伝えてくれる」と話していただけることもあり、大きな手応えを感じています。
水野 では最後に、この先のビジョンについても語っていただけますか?
山下 直近の目標としては、地域の中学生の約2割が通ってくれるくらいの塾にしたいですね。その後、保護者の方にも評価していただいて口コミが広がれば、校舎展開もしたいな、と。これからも生徒たちが通いたくなる楽しい塾を掲げて、着実に成長してまいります。

GUEST COMMENT
水野 裕子
私は子どもの頃、「塾は勉強ができる子が上を目指すもので、自分には関係ない」と思っていました。でも、「AILE」さんのような塾が近くにあれば「楽しそうだから行ってみたい」と気軽に通いながら勉強に取り組めたと思いますし、ぜひ勉強嫌いな子どもにこそ、こちらの存在を知ってもらいたいですね!