インタビュー

ライフスタイル

Hālau O Kapuanani

夫の転勤を機にハワイへ移住。現地でフラを習うにあたり、師事するクム(フラの先生)に出会う。日本へ帰国後、クムからのサポートもあり、フラ教室「Hālau O Kapuanani」をオープンした。オハナ(家族)とアロハの心を大切にしたフラを伝えている。

Hālau O Kapuanani
住所 〒273-0107
千葉県鎌ケ谷市新鎌ヶ谷1-7-30
新鎌ヶ谷センタービル 2F
URL https://halauokapuanani.com/

鶴久 「Hālau O Kapuanani」はフラ教室だとうかがっています。日差しがたっぷりと入り、公園の緑や青空が見えるとても素敵なスタジオですね。私もハワイを訪れたことがありますが、そのときの空気感を思い出します。カプアナニさんは、やはりハワイでフラを学んでこられたのでしょうか?

カプアナニ そうなんです。主人の転勤でハワイへ移住し、せっかくハワイにいるならフラを学んでみようという本当に軽い気持ちから始めたんですよ。

鶴久 そこからどんどんフラの道を極めていかれたんですね。

カプアナニ はい。フラ自体もとても素晴らしい踊りなのですが、私にとってはそれ以上にクム(フラの先生)との出会いが大きくて。クムからハワイアンの考え方を教えてもらったり、神話のお話を聞いたりしたんですよ。根幹の部分からフラに触れられたことで、その魅力に引かれていきましたね。

鶴久 フラは神様への感謝の気持ちを表現しているとも言いますよね。

カプアナニ そうなんです。フラは、文字を持たなかったハワイの人々が神様への感謝や日常的な体験、経験などを後世に伝えるために広まっていった踊りなんです。そんな背景を知ると同時に、広いクムのお家に毎週のように仲間で集まり、ウクレレの生演奏と風や鳥、木が揺れる音の中で踊る時間は本当に至福の時間でしたね。フラを踊っているときには、魂が喜んでいるような感覚になるんです。

鶴久 素晴らしいご経験をされていますよね。そこから日本でスタジオをオープンされるにあたっては何かきっかけが?

カプアナニ 私がハワイから帰国した当時は今ほどフラが日本に浸透していなくてスタジオもなかったんです。そんな話をクムにしたところ、「ないなら、直子が開きなさい」と言ってくれました。それで公民館で子ども数名にフラを教えるところから始めたんです。

鶴久 今では、こんな素敵なスタジオを構えられるようになったんですね。

カプアナニ 私がハワイでクムのお家に通っていたように、日本でも多くの方が集まれる場所があったら、と思ったのがスタジオを構えたきっかけです。今では100名を超える生徒さんが楽しそうにフラを習ってくれています。

鶴久 フラ教室は増えてきましたが、ここまでハワイのルーツをしっかりとくんで教えていただけるスタジオはほとんどない気がします。

カプアナニ そうかもしれませんね。フラが単なるエクササイズとして認識されてしまうのは寂しく思う部分もあります。ここでは、私がクムから学んできたハワイの文化や精神をそのままにお伝えしていきたいと思っています。フラの本来の魅力を、正しく広めていけたら嬉しいですね。

GUEST COMMENT

鶴久 政治

キラキラと輝く笑顔が素敵なカプアナニさん。現地で学んできたフラの魅力をしっかりと広めていきたいという強い思いも伝わってきました。フラは、五感を養ってくれるダンスでもあると思いますから、心も豊かになりそうです。ぜひその魅力を、より多くの方へ伝えていってください!


躍進企業応援マガジンCOMPANYTANKご案内

amazonからのご注文
2023年3月号
COMPANYTANK 2023年3月号

巻頭企画「天馬空を行く」には、ラグビー選手の田村優さんがご登場!司令塔として長きにわたり日本代表を牽引し、自国開催だった2019年のラグビーワールドカップでもチームをベスト8に導く活躍を見せた同選手に、世界のトップレベルで戦い、勝っていくために必要な心構えや、言葉ではなくプレーで語る自身のラグビー道、ラグビー競技のおもしろさについて、余すところなく語っていただきました!どうぞお楽しみに!!

定期購読のご案内

interviewer's eye

カンパニータンクのインタビュアとして活躍されている各界の著名人たちに本誌編集局が逆インタビュー。

時東ぁみ 名高達男 宮地 真緒 水野 裕子 鶴久 政治 矢部 美穂 駒田 徳広 杉田 かおる 畑山隆則