専門家チームが情熱を持って従事
嶋 取り扱っている物件の種類や対応エリアについてはいかがですか?
米澤 一軒家からマンション、アパート、空き地などもすべてOKです。東京都内の不動産よりも、むしろ都内にお住まいで地方の物件を所有されている方からのご依頼が多いものですから、現在は1都3県をはじめ北関東、東北、さらに内容によっては関西や九州方面の物件も取り扱っています。通常、不動産業者は遠方になるほど敬遠しがちなのですが、当社の場合はそうしたニッチな需要に照準を合わせてビジネスが成り立つように準備してきました。先ほど言いました士業の専門家の方への橋渡しをする一方、社内には価格が大きい都心の物件に強い者、遠方の不動産事情に詳しい者、借地権が絡む物件を得意とする者など、幅広いスペシャリストがそろっています。また、お客様が現地へ行けないケースも考え、360度カメラで物件の中をくまなく撮影してお見せするサービスも始めました。
嶋 ニッチとおっしゃいましたけど、実際に困っている方がたくさんいるのですから、すばらしい着眼点だと思います。とはいえ、個々に対応していくのは労力もものすごいのでは?
米澤 やらなければならないことは多いですが、目の前の問題を解決する時の原動力は、理屈よりもパッションなんです。最近だと、長野県の火災現場についてのご依頼がそうでしたね。当然、地元の不動産業者もある中、当社はご相談にいち早く回答することで、お客さまの信頼を得ることができました。こういう緊急の場合でなくても、社内では常にスピード感を出して議論を重ねながら、解決への道筋を仕上げていきます。
大切な財産の使い道を決断するために
嶋 困っているお客さんのサポートができると、ビジネスであっても人助けですから、やりがいも大きいでしょう。
米澤 それは大いにありますね。不動産というのは高価なものなので、手に入れた家やマンションを一生に一度の財産として守っていく方が大半でしょう。ですが、その財産をいつか売却してお金にするのか、持ち続けて資産として活用するのかについては、身近で重要なテーマであるにもかかわらず、あまり深く理解されていないのかなと思っています。そうした部分でお客様のお手伝いができることは正にやりがいですし、これからも続けて取り組んでいきたい課題です。
嶋 “これから”のお話が出たところで、今後に向けた意気込みや夢についてもぜひ語っていただけますか?
米澤 将来の事業拡大も視野に入れていますが、おかげさまでご相談をたくさんいただいているので、今はまず、それら一つひとつと丁寧に向き合っていきたいと考えています。遠方のご実家や別荘の整理のような手間がかかる仕事は大手の不動産会社では難しいらしく、業者間でご依頼が回ってくることも多いんです。私たちも100%対応できるとは言い切れませんが、パッションとフットワークの軽さを武器に、可能な限りご期待に応えられるよう努めています。「KTERAS」の頭文字はカインドの「K」――これからも親切と思いやりをモットーに、問題解決のために歩んでいきたいです。
嶋 実は、私もまだ解決していない物件が残っているんですが···いつご相談に来たらいいでしょうか?(笑)
米澤 不動産でお困り事があれば、いつでも気軽に当社までお問合せください!嶋さんでしたら、こちらから喜んでおうかがいいたしますよ(笑)。

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GUEST COMMENT
嶋 大輔
巨大な開発や大型ビルばかりが注目されがちな不動産業界にあって、個人の方が相続して困っているような物件に着目したのが素晴らしい。お客さんからすれば、相談しづらい問題にも誠実に手を差し伸べてくれるのはありがたいでしょうし、正に世の中に求められるビジネスだと思います。私も相談したいことがあるので、ぜひお知恵を貸してください!