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  • 株式会社 Az Real / 花鼓-はなつづみ- 代表取締役 小出 圭太

インタビュー

IT

つらい仕事も厭わない意欲あふれる集団

石黒 小出社長から見て、御社の強みはどのような点にあると思われますか?

小出 私から押し付けるようなことは決してせずとも、主体的にガツガツと売り上げを取りにいく意欲のある今の社員たちこそ、当社の一番の強みです。やはり、何か仕事で人よりも頭一つ抜きんでるには、必死になって踏ん張る意志がないと難しいと考えています。私自身、目立った才能のあるタイプではなく、他の人が休んでいた間も仕事をしていたからこそ、ここまでこれたと思うんです。だからこそ、彼らの頑張りを会社の強みにつなげ、支えることが、事業の船頭を担う私の役目だと思っています。もちろん、安定した時間で働きたい社員にもその要望に合わせて最適な環境を整備し、柔軟な会社づくりを追求しているんですよ。

石黒 芸能界も、テレビに出るためには下積みをしなくては駄目で、気が進まない仕事も頑張って乗り越えてきた人が上にいくようなところもあるので、今の代表のお話はとても共感しました。

小出 私はテレビで「モーニング娘。」時代の石黒さんを見ていた世代ですので、芸能界の厳しさに比べたら、自分たちの苦労なんて大したことないのかもしれないと感じました。私も仕事は生きるための手段として、つらいことが多いのは当然だという気持ちで業務と向き合っています。より働きやすい環境をつくることは大事ですし、当社でもそれを実行しています。同時に、安易にやりがいや居心地の良さを求めるより、同業者が敬遠するような仕事も進んで引き受け、乗り越えるほうが、より自分たちの目的を達成できるとも信じているんですよ。

デジタルとアナログ両方の良さを生かす

石黒 2023年に(株)Az Realさんは10年目を迎えます。今後についてどのような展望を描いていますか?

小出 組織を今より大きくしたい気持ちはあまりなく、まずは社員たちがこの先も路頭に迷うことがないように会社を切り盛りしていくことが第一ですね。私もかつて勤務先の上司にチャンスをいただけたからこそ今があるので、チャンスが欲しくて努力する覚悟もある人の背中は積極的に押していきたいです。事業については、社会にデジタル技術がどんどん浸透している時代の中で、アナログの価値観やサービスをもっと大切にしたいなと。人間が目で見て手を使ってこしらえたものって、むしろこれから大事になってくると思うんですよ。

石黒 まさに、現在運営されている「花鼓」さんのようなお仕事ですね。

小出 はい。料理やお酒を提供するおもてなしの空間はアナログそのもので、何でも要領よくスピーディであることが求められるデジタル全盛の今、ちょっと立ち止まらせてくれる貴重な場所なんです。今後は、アナログの価値を発信する場として店を運営しつつ、それを知ってもらう広告はデジタルをフル活用することで、デジタルとアナログを両方生かしていこうと考えています。これは会社を始めた時から意識していたテーマで、ロゴマークに描いた光ファイバーと歯車のデザインは、それぞれデジタルとアナログを表しています。

石黒 デジタルとアナログ、双方の良さを追求される小出社長。「花鼓」さんは、社長が実現したいとおっしゃっていた大人の社交場をつくるという夢の足がかりなのだと感じます!
小出 言われてみれば、そうですね。このまま事業を安定させ、2店舗目、3店舗目も出せるように尽力していきます。そして将来的には、自分が店に立ってお客様にサービスするのもいいですね!

GUEST COMMENT

石黒 彩

小出社長のお話からは、根気よく業務と向き合ってこられた時間の厚みに加え、積み重ねたものは必ず形になるんだという強い意志を感じました。アナログの良さを大事にしたいというお話にも共感です。今後も、デジタルの発展を促進するとともに、アナログ作業でしか生まれない価値を世に引き継ぐべく、突き進んでください。小出社長のご活躍を、私も応援しております!

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