インタビュー

建築

株式会社 RM 石工の山野

代表取締役 山野 遼
茨城県下妻市で生まれ育つ。東日本大震災の頃に、人とのつながりをきっかけとして石材業界で働き始める。鉄筋工事業を手がける太田氏と仕事を通じて意気投合し、現在は(株)RMで共に事業を展開している。

代表取締役 太田 将司
山野氏とは同じ中学校の出身。鉄筋工事を手がけていたところ、偶然再会した山野氏から仕事を請け負うように。2人で新たな挑戦をするべく、(株)RMを2人で設立し事業を展開している。

株式会社 RM
石工の山野
住所 〒304-0056
茨城県下妻市長塚555-4
URL https://ys-yamano.com/

石黒 こちらは、それぞれの専門分野で起業されていた山野代表と太田代表がタッグを組んで、新しく立ち上げられた会社だそうですね。

山野 はい。私が石材業、太田が鉄筋工事業でそれぞれ培ってきたノウハウを組み合わせて、リフォームや外構工事などを手がけています。私はこれまで墓石工事や戒名彫刻など石材関係の仕事をしていたのですが、若い世代がお墓を建てなくなっていることを鑑みて別の分野を模索し、その中でたどり着いたのが外構工事だったんです。元々のルーツが建築系ではない分、一般的な外構工事業者ができないような仕上げをさせていただけるのが強みになると思っています。

石黒 なるほど。実際にどのようなご提案をしていただけるのか、ぜひ詳しく教えてください!

山野 例えば新築工事では、玄関はタイル張りにするのが一般的ですが、私たちは石張りにも対応できます。また、リビングの壁を石張りにしたり、石造りの暖炉を設えて熱効率を高めたり、といったことも。近年、マイホームを建てる方は強いこだわりを持っていらっしゃる傾向があるので、そうした細かなニーズにお応えできればと思っています。

石黒 それは独自性があって素敵ですね!事業としては、そこに太田代表の鉄筋工事業も加わってくる、と。

太田 そうですね。私がこれまでやってきた仕事は山野とはまったく違いますが、それがむしろ強みになっていくと思います。外構工事では基礎部分で私の知見が生かされる部分がありますし、互いの専門分野をフル活用したいですね。

石黒 確かに、そのほうがお仕事の幅も広がっていきそうです。では、お二人が現場で大切にされていることについても教えていただけますでしょうか?

山野 決して妥協をしないことです。求められている以上の仕事をし、お客様がまた頼みたくなるような仕上がりでご提供することを常に心がけています。

太田 私も、お客様の目に見えない部分だからこそこだわって施工しています。石も鉄筋も、粗があれば数年後に見えてくるもの。そこを完璧に仕上げてこそ、お客様の信頼に応えていると言えると思うんです。

石黒 最後に、強力タッグを組まれたお二人がこの先どんなビジョンを思い描いていらっしゃるのか教えてください。

山野 今は大手ゼネコンからの下請け工事が多いですが、それだとどうしても全体の金額が大きくなりますので、ゆくゆくはお客様から直接ご依頼を受けられるようにしていきたいですね。外注を使わず、自社で施工する範囲が広がるほど価格も安くできますし、お客様とWin-Winの関係を築けると考えています。

太田 私たちの専門分野をさらに広げ、最終的には総合建築会社として看板を掲げられるまでに成長したいです。地元はもちろん、東京のお仕事も受けられるよう、二人三脚で頑張っていきます。

GUEST COMMENT

石黒 彩

お二人ともまだお若いのですが、それぞれに特化した専門分野をお持ちなのがすごくいいと思います。石屋さんと鉄筋業者さんの組み合わせは聞いたことがありませんでしたし、今後はさらにいろいろな仕事ができるようになっていくのではないでしょうか。新しいことが始まりそうでワクワクしました!


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