福島県出身。建設業に従事していた際、東日本大震災で被災し、以降は除染作業や復興作業に長く携わる。2018年に仲間と共に「Yスタイル」を設立し、現在まで土木・外構工事や太陽光パネルの設置などを軸に地域活性化に尽力している。
Yスタイル | |
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住所 | 〒960-0112 福島県福島市南矢野目字高田東5-1 |
URL | https://www.y-style777.com/ |
嶋 まずは、山田代表が「Yスタイル」さんを立ち上げられた背景からお聞かせください 。
山田 直接のきっかけは、東日本大震災です。震災発生時、私は福島の火力発電所で点検作業をしており、地震が来たときは命の危険を感じました。停電で閉じ込められたり、車が津波で流されたりという惨たんたる光景を目の当たりにしましたが、そこから立ち直ろうとする地元に何とか貢献したいと思い、復興に尽力していたんです。どこの現場に訪れても、時計が14時46分頃を指したまま止まっていました。その中で、自分も仲間と共に一生懸命踏ん張りたいという決意が芽生え、2018年に当社を設立した次第です。
嶋 本当に、大変な時期を過ごされたのですね。復興活動の際には、どんなことをされていたのですか?
山田 発電所の点検をはじめ、原発事故における除染作業、資材の運搬など、自分のできることをとにかくやりました。毎日2、3時間くらいしか寝られない日々が続いて大変でしたが、そんなときに嶋さんの歌を聴いて気力を振り絞っていたことを、今でも覚えています。
嶋 私としても、それは本当に光栄なことです。そうした活動を経た山田代表の、現在のお仕事内容についてもぜひ教えてください。
山田 当社では福島県全域を中心に、建築の基礎となる土木工事や、家の周りや庭・堀などの外溝工事を専門に展開しております。それと並行して行っているのが、太陽光パネルの設置工事です。電気代の削減に加え、震災のような非常時でも電気を賄えますし、工場や商業施設、学校など、さまざまな場所の設置が可能なんですよ。
嶋 地元復興からつながる、大切なお仕事だと思います。では、今後についてはいかがでしょうか?
山田 従業員が気持ち良く働けるような、アットホームでフレンドリーな会社へ成長していきたいです。そして就労難で苦しんでいる人に、少しでも活躍の場を提供していきたいですね。ゆくゆくは、地元で暮らしている人たちが誰しも耳にしたことがある、というくらいの企業にまで成長していきたいと思っています。
嶋 最後に、従業員の方や、共に働く将来のメンバーにメッセージをお願いします!
山田 雇用を増やす中で、自分についてきてもらいたいという強い意志を持って挑戦を続けます。逆に私も、雇用した方を全力で支える気持ちで共に頑張りますので、大きな夢に向かいつつ、地域の方々のために尽力していきましょう!

GUEST COMMENT
嶋 大輔
東日本大震災の大変な時期を過ごされてきた経験をお持ちだからこそ、山田代表にしか抱きえない感情や志を胸に尽力することができるのだと感じました。今後も地元の皆さんや従業員の方々に寄り添う代表を、私も応援しています!