宮城県石巻市出身。46歳。20歳から始めたボクシングで宮城県チャンピオンに輝く。18歳で電気工事業界に飛び込み30歳で独立。40歳の節目にISD(株)を立ち上げた。ひたすら仕事に没頭してきたが、今後はスタッフに頼って働く環境の整備も大事にしようと意識改革を進めている。
ISD 株式会社 | |
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住所 | 〒984-0837 宮城県仙台市若林区日辺字宅地45-3 |
URL | https://www.isd-inc.jp/ |
質の高い施工を提供し住宅に特化した電気工事業を展開するISD(株)。現在はスタッフの残業や休日出勤を減らすなど働き方改革に取り組んでいるという石田社長の自分に対する絶対の自信と時代の流れに合わせた挑戦に、タレントの嶋大輔さんも輝く未来を感じ取っていた。
ボクシングの世界から電気工事へ
嶋 宮城県仙台市の電気工事業界で存在感を放つ石田社長のこれまでの歩みを、ぜひ教えていただけますか?
石田 私は石巻市出身なのですが、映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』と、マンガ『あしたのジョー』に刺激を受け、このままなんとなく生きていてはダメだと決意して20歳のときに仙台へ移ったんです。そして、子どもの頃に空手の経験があったことからボクシングを始め、宮城県内のアマチュア大会でチャンピオンになったこともあるんですよ。ただ、ボクシングで食べていくのはプロのチャンピオンでも至難の技ですよね。そこで、お金で苦労したくないと強く思った私は26歳のときに電気工事の職人に専念し、ボクシングは趣味で続けることにしたんです。
嶋 電気工事の仕事を始めてみていかがでしたか?
石田 下積み時代は、周りの先輩方に鍛えていただきましたね。私が就職したのは電柱工事の会社だったのですが、日中だけしかできない仕事もありますし、それだけでなく停電時間が決まっている仕事なので、時間に追われる中でも焦らずに正確な施工をするという部分では特に学んだことが多かったです。
嶋 そうした厳しい状況の中でも着実に技術を磨いてこられたんですね。そして、独立を果たされた、と。
石田 ええ。30歳のときに個人事業主として独立しました。振り返ると仙台に来たのが20歳、開業したのが30歳、と10年ごとに人生の節目が訪れていることに気が付き、40歳での法人化を目標に掲げていたんです。そして、40歳のときに当社を設立し、有言実行を果たしました。
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