インタビュー

建築

伊賀総業

三重県伊賀市出身。18歳のときに鳶職人として建築業界へ。22歳で独立し、ひとり親方になって以降、20年以上の実績を積む。2019年頃から従業員や協力会社の助力が増えたことを機に、「伊賀総業」として本格的に事業規模を拡大。プラント設備工事全般に対応している。

伊賀総業
住所 三重県四日市市
URL https://www.iga-sougyou.com/

小倉 三重県四日市市を拠点に、プラントの機械設備全般の工事に従事されているという「伊賀総業」さん。四日市市で展開しつつも、「伊賀」と名付けているのには何か理由があるのでしょうか?

安本 もともと私が伊賀市の出身でして、地元に住んでいる頃に「伊賀総業」を立ち上げたからなんです。18歳で鳶職に就いてからは、学歴や経験年数も関係なく、仕事のクオリティで評価してもらえる業界の環境に魅力を感じて現在に至ります。次第に大きな仕事も任せてもらえるようになり、一人親方として独立したのは、22歳の頃でした。

小倉 ということは、20年以上建設業界に身を置き、実績を積み上げてこられたのですね。

安本 はい、これまでは1人で業務と向き合っていましたが、従業員や協力会社も徐々に増えてきていたため、2019年からは、チームとして団結しつつ、本格的な事業規模の拡大を始めています。従業員や協力会社のメンバーには、長年一緒に働いてきたベテランや若手、外国人など多様な価値観の人がいるため、メンバー全員の声をくみ取ることで、より大きく仕事を広げていけると考えたんです。

小倉 事業として主軸に据えていらっしゃるのは、機械設備関係だとうかがいました。ぜひ、具体的な内容についても教えていただきたいです。

安本 四日市は工業地帯ですから、製品をつくり出す工場や生産設備が数百、数千種類組み合わさり、プラントを形成しています。当社では、そうしたプラントにおける機械整備から据付工事、それに伴う足場工事まで、総合的に対応しています。企業様からのご依頼があれば、どのような要望にも応えられるよう、幅広い領域をカバーしているんです。「ゼロ災害」を徹底しつつ、安心・安全かつ工期を遵守した業務進行を行います。

小倉 プラントという巨大な建設物を扱ううえで、特に意識されているのはどのような点でしょうか?

安本 何より大事にしているのは、社内外に関わらず、綿密にコミュニケーションを図ることです。共に働く仲間やお客様、双方と寄り添うことで良いチームワークが生まれ、クオリティの高い仕事につながると考えています。多様な国籍や生活環境を持つメンバーがそろっていますので、現場でも休憩所でも分け隔てなく話すことで、前向きな相乗効果が生まれるんですよ。

小倉 そうして教育指導にもしっかりと力を入れていらっしゃる安本代表。今後の展望をぜひおうかがいしたいです!

安本 将来的には、私のような高齢メンバーが現場から退いても事業が続いていくよう、培ってきたものを若い世代に引き継いでいきたいですね。そうして、後継者が末永くつながり続けるような人づくりを目指してまいります!

GUEST COMMENT

小倉 隆史

仕事で関わるすべての方とのコミュニケーションを大切にされている安本代表。その指針があるからこそ、お客さんからの信頼も厚く、多くの仲間にも恵まれたのだと感じました。ぜひ今後も、そうした代表の姿勢を多くの方に受け継いでいってください。さらなるご活躍にも期待しています!


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