インタビュー

建築

株式会社 エムテック

父親や兄弟が建設関連の職人という家庭に育ち、一度はその働き方に背を向けるも、やがて兄弟の仕事に感化されて水道工事の道へ。大手水道設備工事会社を経て2019年に独立し(株)エムテックを設立。「経営の神様」松下幸之助の残した言葉を仕事の指針としている。

株式会社 エムテック
住所 〒891-0105
鹿児島県鹿児島市中山町5402-21
URL https://m-tec-kagoshima.jp/

矢部 (株)エムテックさんは、お風呂やトイレなど水回りの設備工事をされている会社だとうかがいました。宮薗社長がこの業界に入られたきっかけは?

宮薗 私は職人一家の生まれで、父や兄たちが塗装や大工、電気などの仕事に携わっているのを見て育ちました。でも学生の頃は職人ではなく、スーツを着て働く職業に憧れていたんです。

矢部 不動産や金融業界の人みたいに、パリッとした服装でさっそうと街を歩くようなイメージですね。

宮薗 ええ、まさにそんな感じです。それで高校卒業後は営業会社に就職し、スーツにネクタイ姿で営業の仕事をしていました。けれどある日、家族で集まった時に、兄弟が自慢そうに話していたんですよ。「あの家は俺が手がけたんだ」とか「あそこの工事は自分が行った」とか。それ以来、やっぱり職人って格好良いなと思い直して、25歳の時に大手の水道設備工事会社に転職しました。

矢部 ご兄弟の影響が大きいのですね。それから月日は流れ、2019年にこちらの会社を設立されたそうですが、そのタイミングで起業を決意された理由は?

宮薗 兄が50代半ばで突然亡くなってしまい、自分が生きる意味や何のために働くのかをあらためて考えさせられたんです。そして出した結論が、今までに得た知識や技術をお金もうけ一辺倒ではなく誰かのために使い、人を幸せにすることでした。それならば起業するのが一番だろうと思い、行動に移したわけです。

矢部 お兄さんのことはお気の毒でしたが、その出来事が宮薗社長を大きく変えたことに胸を打たれます。会社を設立されて3年が経ち、現在はどんな心構えでお仕事に臨まれていますか?

宮薗 お客様は法人様、個人様の両方ですが、人を幸せにすると決めた以上、取引先や下請けさんにしわ寄せが及ぶような利益の追求は絶対にしません。工事に関してはスピード重視で、ご連絡を受けてからなるべく1時間以内に現場へ行きますし、お見積もりも基本的にうかがった当日にお出しします。常に部品の在庫を積み込んで移動しているので、料金にご納得いただけたら、直ちに工事に取りかかるようにしているんですよ。

矢部 それはお客さんにとってはありがたい限りです。水回りのトラブルがあると生活の大部分がストップしてしまい、復旧するまで何日も待っていられないですからね。では最後に、社長が今後挑戦したいことをお聞かせいただけますか?

宮薗 会社を大きくしたいとか、東京に事務所を構えたいとか、そういう大それた考えは私にはありません。いつか自分がこの世を去る時に、「あなたはたくさんの人を助けてきましたね」と言ってもらえるような人生を送ることが目標であり、行動の基準なんです。これからもその信念を守りながら、自分の道をまい進していこうと思っています。

GUEST COMMENT

矢部 美穂

お風呂やトイレで水が使えなくなってしまうと本当に困ります。そんな時は水道工事の業者さんが頼りですが、中には費用の曖昧さを悪用して高額請求する例もあるとか。でも、「利益の追求はしない」「人を幸せにしたい」と話す宮薗社長が率いる(株)エムテックさんなら安心してお任せできると思いました。


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