インタビュー

卸・販売

株式会社 栄ガーデン

大学卒業後は大手通信会社に勤務する。それまで農業とは縁がなかったが、癒やしを求めて独学で勉強を始め、その5年後に会社を退職。シイタケ農家で修業を積み、2020年に(株)栄ガーデンを立ち上げた。資金調達のために始めたインターネット広告業との二刀流で、地元である埼玉県の人々においしいシイタケを届けている。

株式会社 栄ガーデン
住所 〒369-1202
埼玉県大里郡寄居町桜沢1162-4
URL https://sakae-garden.co.jp/
https://shop.sakae-garden.co.jp/

大手企業のサラリーマンから農業に転身した(株)栄ガーデン。シイタケ栽培を軸に順調に事業を成長させ、いずれは多種多様な野菜を栽培して日本の農業を活性化させたいと語る。そんな社長の夢を、元ボクシング世界王者の内山高志さんがうかがった。


サラリーマンを辞めて農業に転身

内山 農業とインターネット広告事業の両立という、非常に珍しい取り組みを始められた杉社長のご経歴に強い興味を引かれます。ぜひ、これまでの歩みを詳しくお聞かせください。

 私は大学卒業後に大手通信会社に就職しました。ただ、仕事がつらくて大きなストレスを抱えるようになったんです。退社も考えましたが、結婚して子どもが生まれたこともあり、歯を食いしばって頑張りました。そしてその間に、癒やしを求める気持ちから独学で農業の勉強を始め、5年後にその勤務先を退社することにしたんです。

内山 それからすぐに農業の世界へ飛び込まれたのでしょうか?

 いえ、当時は次に何をするかまだ決めていませんでした。やがて、天候に関わらず一年を通じて収穫でき、収益性の高いシイタケのハウス栽培に着目し、埼玉県内のシイタケ農家で働きながら修業を積んで独立を目指すようになったんです。ただ、手元には初期投資に必要な資金がありませんでした。そこで、まずはインターネット広告のノウハウを学び、2017年に事業化したんです。それにより資金を貯め、2020年に満を持して当社を創業しシイタケ栽培を始めました。

内山 なるほど。シイタケ栽培は農業の中でも手がけやすい分野なのですか?

 はい。おがくずに米ぬかなどを混ぜた菌床で育てる栽培方法であれば、シイタケの菌種を植えて培養が終わると10日ほどで収穫できますし、空調を加減すれば出荷量の調節も容易なんですよ。現在、当社のシイタケは地元の直売所やスーパー、レストランなどに出荷しています。さらに2022年8月に独自のECショップを立ち上げて、全国のお客様にシイタケをお届けしているところです。

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