インタビュー

製造・技術

有限会社 双葉テックス

警備業や物流業など、多様な業種の仕事を経験した後、妻の実家が営む(有)双葉金属工業を手伝うようになり、そのまま転職。義父の逝去に伴い代表取締役に就任し、社名を(有)双葉テックスに改称した。現在は金属加工の他、SNSで技術を伝える取り組みも行っている。

有限会社 双葉テックス
住所 〒273-0018
千葉県船橋市栄町2-8-11
URL https://futaba2828.jp/

宮地 江上社長はどのような経緯で今のお仕事をされるようになったのですか?

江上 もともとここは妻の実家が営んでいた会社で、最初は私もお手伝いのような感じで働いていました。その後、義父が亡くなったために私が会社を引き継ぐことになり、現在に至っています。

宮地 2代目として新たに取り組まれていることがあればお聞かせください。

江上 まず、社名を「双葉金属工業」から「双葉テックス」に改めました。以前の名前だとどうしても金属加工の会社という印象が強くなりますが、この社名には、さまざまなことに技術力で挑戦していきたい、という思いを込めているんです。高度成長期の頃は製造業の景気がよく、頻繁に依頼がきていたそうですが、現在は業界全体の仕事量が減ってきているので、当社の技術力を生かして新たな取り組みができればと思っています。その1つがSNSでの発信ですね。

宮地 なるほど。そちらの活動について詳しく教えていただけますか?

江上 ステンレスの廃材を使い、包丁やハンガーなど日常的に使えるものをつくって、Instagramで公開しています。ステンレスは鉄と違ってさびないので、メンテナンスもしなくていいですし、切れ味が落ちても少し手を入れればすぐに元の状態に戻るんです。また、変わったものでいいますと、升やスピーカーなんかもつくっているんですよ。

宮地 ステンレスの升やスピーカーというのはとてもユニークですね。これも江上社長が考えられたのですか?

江上 いえ、これらは社員がアイデアを持ち寄ってつくったものです。最初、この話をした時には戸惑っていましたが、このままではいずれ苦しくなるということを率直に伝えて取り組んでもらった結果、今ではスタッフのほうから提案をしてくれるようになりました。こういうものをつくることで技術力のアピールにもなりますし、ご依頼のあったものをつくるだけではなく自分たちで自由にものづくりができるようになったことで、モチベーションも高まっていると思います。

宮地 それだけ見事な腕をお持ちの職人さんがそろっているということですね。

江上 はい。スタッフこそが当社の最大の武器なんです。彼らの技術や経験、そしてやる気があって初めて会社はまわっていきますし、社長の私も彼らに支えてもらっています。私はそんなスタッフたちを家族のように大切に思っており、彼らを幸せにすることが社長としての責務だと考えているんです。

宮地 素晴らしいお考えですね!今後の展望についてはいかがでしょうか?

江上 当社は主に工業製品をつくってきた会社ですが、今後はもっとデザイン性を高めたクリエイティブなものづくりを進めていきたいですね。それによって異なる分野とも交流し、新しいサービスを提供することも視野に入れています。

GUEST COMMENT

宮地 真緒

六角形のロゴは、会社が6名のスタッフさんに支えられていることを表現しているのだそうです。(有)双葉テックスさんによる取り組みは、伝統的なものと新しいことが融合しうることに気付かせてくれますし、デザイン性も高いので、今後世の中に広く受け入れられていくだろうと感じました。


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