トヨタ自動車東日本(TMEJ)に勤務し、グループ会社を横断するカイゼンツールの作成プロジェクトに参画。見事に成功させ、社内のカイゼン講師も務めるように。カイゼン支援を手がける社内組織の室長を経て、さまざまな異業種の会社でカイゼンを手がけた後に独立。「Links Lab.」を設立した現在は、コーチングとカイゼンを組み合わせた独自のメソッドで活躍の場を広げている。
Links Lab. | |
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住所 | 〒239-0842 神奈川県横須賀市長沢2-14-22 |
URL | https://www.linkslaboratory.com/ |
トヨタ流のカイゼンとコーチングを融合し、人や企業をあるべき姿へと導く―それが、カイゼン支援を手がける「Links Lab.」のミッションだ。独自のカイゼンで社会に貢献したいという強い思いを抱く山田代表のビジョンに、タレントの矢部美穂さんが迫るインタビュー。
トヨタ式“カイゼン”で大きな成果
矢部 山田代表は、コーチングを組み合わせた独自の「カイゼン支援」で、企業に劇的な変化をもたらされているそうですね。まずは、開業されるまでの歩みからじっくりとお聞かせください。
山田 私は長年にわたりTMEJに勤め、主要グループ会社と連携してマネジメントのカイゼンツールをつくるプロジェクトにも参画しました。トヨタといえば製造現場のカイゼンで知られていますが、私たちが手がけたのはマネジメントのカイゼン。1年かけて作成したツールで大きな成果を出した私は、これがきっかけでカイゼンの仕事にどっぷりとはまったんです。その後、TMEJの前身の関東自動車が新たな組織をつくって外部の企業にカイゼン支援を提供するようになり、私はその組織の室長を任されました。
矢部 なるほど。山田代表は、まさにカイゼンの伝道師となったわけですね。
山田 はい。気付けば40年もカイゼンに携わり、あと2年で定年を迎える年齢に。思い切って早期退職を決断した私は、当社を設立して大手電力会社などを始めとして多くのカイゼン活動を支援しています。
矢部 “世界のトヨタ”でそれだけの実績を残されながら、一歩踏み出して新しいチャレンジをされる―その原動力がどこからくるのか気になります。
山田 私は、人や社会の役に立つことをとにかく大切にしてきました。自分の強みを生かして楽しく仕事をしながら、周囲の方々にも喜んでいただきたい。その純粋な気持ちが、独立という決断に結び付いたのだと思います。
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