インタビュー

製造・技術

ユニクトロン日本連絡事務所

大学卒業後は鉄鋼商社に就職。8年ほど経験を積んだ後、電子部品メーカーに転職する。韓国・中国・台湾など海外とパイプを築く中で、台湾の電子部品メーカー「ユニクトロン」と出合う。2018年に電子部品メーカーを65歳で定年退職し、同社の日本連絡事務所を開設。現在は、圧電セラミックやアンテナのマーケティング・営業で全国を飛び回っている。

ユニクトロン日本連絡事務所
住所 〒350-1123
埼玉県川越市脇田本町22-6
いづみハイツ川越301
URL [台湾本社]https://www.unictron.com/
[日本連絡事務所]https://premium.ipros.jp/unictron/

台湾の企業「ユニクトロン」の圧電セラミックやアンテナを取り扱う「ユニクトロン日本連絡事務所」。たった1人でこの荒波に漕ぎ出したのが有麻健一代表だ。日本企業の厚い壁に跳ね返されても孤軍奮闘する有麻代表の思いを、俳優の名高達男さんがうかがった。


台湾企業の日本連絡事務所を開設

名高 まずは、有麻代表のこれまでの歩みから教えていただけますか?

有麻 私は京都市で生まれ育ち、大学在学中に起こった当時戦後最大の不況と言われた第一次オイルショックの就職氷河期を乗り越えて東京の鉄鋼商社に就職しました。そこで8年ほど経験を積みましたが、「日本が『鉄は国家なり』と誇る時代はいつまでも続かない」と思い、将来の成長が予想される電子部品メーカーへ転職しました。一度京都に戻ったものの、やがて別の電子部品メーカーに移り、衛星放送・通信用アンテナ、携帯電話用アンテナや車載用アンテナが主力製品の一部だったこのメーカーで、さまざまな部署を経験させていただきました。あるとき、車載ビジネスが急拡大する時、車載用アンテナ部品のひっ迫が予想され、生産の一部をアウトソーシングするため調査したところ、台湾の「ユニクトロン」というメーカーと出合いました。

名高 どのような会社なのでしょうか?

有麻 「ユニクトロン」は台湾で1988年に設立された、アンテナと圧電セラミック素子の中堅の上場企業(台湾・証券コード:6792)で、台湾大手BenQグループの一員です。そもそも圧電セラミックとは振動や圧力を加えると電圧が発生し電圧の制御によって伸縮される電子部品でピエゾ(PIEZO)とも呼ばれています。加湿器、インクジェットプリンター、スピーカー、自動車の近接センサー、漁船に搭載する魚群探知機などさまざまな装置に使われています。そして、このユニクトロンが生産するアンテナや圧電セラミックを日本に拡販すべく、ユニクトロン台湾本社のバックアップを受けて1人で当事務所を設立したのです。

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