インタビュー

建築

株式会社 ハッピーホーム

東京都八王子市出身。12~24歳は山梨県で暮らす。学業修了後は型枠職人として働き、転職したリフォーム会社では現場だけでなく営業としての実績も積む。自らの理想の仕事を体現すべく独立を決意し、2022年1月に(株)ハッピーホームを創業。営業からアフターフォローまで一貫して手がけるスタイルで事業を展開している。

株式会社 ハッピーホーム
住所 〒191-0041
東京都日野市南平7-18-54
多田ビル1F
URL https://www.happyhome2021.jp

宮地 まずは、中村社長の歩みからお聞かせください。

中村 私は高校卒業と同時に建設の世界に入り、最初は型枠職人として働いていました。しかし、構造計算書偽造問題やリーマンショックなど、業界にとって逆風となる出来事が続き、職人を続けることに限界を感じたため、太陽光発電関係のリフォーム会社に転職したんです。設置の仕方を覚えれば、いずれは自分で独立したいという気持ちもありました。

宮地 なるほど。その後、計画通りに独立に至ったのですか?

中村 いえ。一連の流れを見て学んで、会社を辞めようか悩んでいたところ、上司から「営業をやってみないか」と声をかけていただきまして。緊張しながら始めましたが、次第に感覚をつかんで太陽光だけでなく外装工事や屋根工事の仕事もいただけるようになりました。ただ、次第に自分の立場が上がっていくにつれ、私が理想とする顧客満足度と会社の方針に食い違いが生じてきたんです。そんな折、同郷の友人でもあるファンキーモンキーベイビーズさんの復活ライブを見て、「自分も大好きな地元に住む皆様の暮らしを応援したい」と、独立の決意を固めました。

宮地 現在はどのような案件を主に請け負っていらっしゃるのでしょうか?

中村 当社では雨漏り修理や屋根工事・外壁塗装を中心に手がけており、お客様のご要望があればお風呂場やトイレ、キッチン周りのリフォームにも対応しております。施工においては「お客様第一」を信条とし、受注から施工、管理、アフターフォローまで、窓口を変えることなく一貫してサポートさせていただいているというのが、他にはない強みですね。

宮地 営業の方と実際に現場に来る方が違うと、要望がきちんと反映されるか不安になるお客さんもいると思いますから、その心遣いはありがたいでしょう。

中村 前職ではまさに、営業と現場の連携がうまくいかずお客様の満足度を下げてしまうケースを見てきたので、私はそれを反面教師にしようと考えています。私自身が必ず現場に赴くことはもちろん、些細なことでもお客様より先に気付き、事細かに共有する。そうして、ご依頼を受けた「後」を大切にすることで、信頼を築きたいと思っているんです。

宮地 では、最後に会社の将来のビジョンについてもぜひ語ってください。

中村 皆様に当社を知っていただき、「家のことならハッピーホームに」と言ってくださるファンの方を増やしていけたらいいですね。衣食住は生活に欠かせませんが、衣服店や飲食店と比べて工務店は気軽に入れない雰囲気を感じていらっしゃる方もいると思います。そのイメージも当社で変えていければと。また私はアウトドアが趣味なので、いつかは青春時代を過ごした山梨県の空き家になっている古民家や空き地を買い取り、プライベートキャンプ事業として展開して地域活性化にも貢献していきたいです!

GUEST COMMENT

宮地 真緒

「友人、スタッフに恵まれてここまで来られた」と笑顔で語ってくださった中村社長。そんな風に誰かを思いやれるお人柄だからこそ、自然と仲間が集まるのでしょうね。お客さんの困り事を解決し、必要以上の営業はしないという実直なスタイルも素敵。ぜひこの先も、地域の方々を“ハッピー”にしてくださいね。


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