青森県出身。溶接など多岐にわたる施工ノウハウを積み、重機オペレーターとしての経験を経て税所技建(株)へ入社。部下の教育や現場の管理も任されるなど一騎当千の活躍を続け、2020年10月に先代の後を継ぎ、2代目代表取締役社長に就任した。
税所技建 株式会社 | |
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住所 | 〒133-0044 東京都江戸川区本一色1-24-2 WPビル |
URL | https://saishogiken.com/ |
宮地 東京都江戸川区にある税所技建(株)の相馬社長にお話をうかがいます。まずは、税所技建(株)さんの歴史や事業内容について詳しく教えてください。
相馬 当社は、大手建設会社で常務を務めていた経験も持つ先代が、1992年に創業しました。先代はとても偉大な方で、実の親よりも親のように接してくださったんですよ。当時の業務内容は地質調査や地盤改良ですね。かねて陸上の地盤改良を得意としていて、羽田空港の滑走路も当社が施工したんですよ。他にも河川の改良工事を請け負うなどしていました。現在は、自治体から発注される公共工事の施工が依頼の大半を占めています。私が先代の後を継いだ2020年頃からは、民間工事の受注も増やすなど、新たな挑戦を続けているところですね。
宮地 意欲的に事業拡大に尽力されているということですね。とはいえ、後を継いで大変だったこともあったのでは?
相馬 そうですね。2021年の年明け頃は、特に大変でした。いろいろなことが重なって、当時は従業員が4名しかいなかったんですよ。しかし、ありがたいことにたくさんの方に助けていただいて。建設会社で次期社長になる話が出ていた同級生が「相馬を助けないと一生後悔する」と当社へ来てくれたり、他にも地質調査会社での経験が豊富な同級生が、これまで重ねたキャリアを捨てて当社へ入社してくれたりしたんです。
宮地 それはすごいですね!社長のお人柄の良さもあってのことだと思いますよ。皆さんからの支えを軸に、経営の舵取りをしていらっしゃる、と。
相馬 はい。そうした同級生たちも含めて周りの方々に助けられながら、今日まで歩みを進めることができ、現在は従業員も20名まで増えたんですよ。
宮地 従業員の方々の数が1年ほどでとても増えたとのことで、税所技建(株)さんがものすごい勢いで成長されてきた様子が伝わってきました。
相馬 ありがとうございます。新規事業を始めることができたのも、ここまで成長できたのも、誰よりも信頼できる仲間たちの存在のおかげです。苦労することもたくさんありましたが、当社の技術力と品質の高さはどこにも負けない自信がありますよ。
宮地 とても心強いお言葉です!では今後についてはどのようにお考えですか?
相馬 実は、従業員数100名を目標にした5カ年計画があるんです。従業員が増えたとしても、皆のことを家族のように考えますし、大事にします。
そして、従業員だけでなく、私を信じ共に仕事をしてくださる皆さんには「相馬と一緒に働けて良かった」と思ってもらえたら嬉しいですね。また、建設業の枠を超えて、飲食業などさまざま分野に進出していきたいとも考えています。そうした目標に向かって、これからも頑張り続けたいですね。

GUEST COMMENT
宮地 真緒
何よりも人とのつながりやご縁を大切にしていらっしゃる相馬社長。仲間が集まるのは、明るく温かいお人柄と仕事に懸ける情熱が多くの人を引き寄せているからなのでしょう。風通しの良さが感じられる税所技建(株)さんと相馬社長の今後の新たな挑戦を、私も引き続き応援しています!