インタビュー

建築

株式会社 藤木工業

1988年に父親が創業した、(株)藤木工業の3代目社長。学業修了後は家業に入り、自らも現場で解体業者の職人として働く。先代が亡くなったことを契機に、代表取締役に就任。地域密着型のスタンスを大切にし、柔軟な対応と高品質な施工を日々追求している。

株式会社 藤木工業
住所 〒459-8001
愛知県名古屋市緑区大高町中川35-1
URL https://fujiki-kougyou.jp/

水野 (株)藤木工業さんは、藤木社長のお父様の代から続く解体業者だそうですね。社長が3代目になられるのだとか。

藤木 はい。社会人一歩目が当社でした。最初は一社員として現場に出るところからスタートし、周りの職人さんたちに怒られながら現場仕事を学ぶ日々だったんです。父が亡くなってからは、外部の方が後を継いでくださったのですが、その方もお亡くなりになり・・・。結局、何の心の準備もできないまま私が3代目として就任することになりました。

水野 後を継ぐことに対するプレッシャーはありませんでしたか?

藤木 正直、プレッシャーを感じる間もありませんでした(笑)。現在、社員として当社を支えてくれているのは私より年上で、父の時代からお世話になっている方々ばかり。私が幼い頃から知っている方たちなので、社長として上からものを言うやり方は違うと思っています。私に今できることは、皆の意見を聞き、彼らの負担を極力軽くすることですね。

水野 「社長」という肩書にとらわれることのない姿勢で、社員さんのためにやれることを実践されているのですね。

藤木 当社には優秀な社員がそろっており、私が細かい指示を出さなくても会社が回っていく環境になっていることがありがたいですね。社員全員が、親心で見守ってくれているからこそ、私も自分らしく働けています。

水野 社員の方々と強い信頼関係が築けている様子がうかがえます。業務内容は、内装解体や鉄骨解体をはじめとした各種解体工事とのことですが、仕事のやりがいはどのような時に感じられますか?

藤木 一番は、手がけたことが目に見えてわかるという点ですね。どこまで解体できたのかが、その日のうちに明確になりますから。また、私自身、体を動かすことが好きなので、それも魅力の1つです。今でも人手が足りない時には率先して現場に向かっています(笑)。

水野 この業界は人手不足だとしばしば耳にします。藤木社長がおっしゃった現場仕事の魅力が、今の若い世代にも伝わっていくとよいですね。

藤木 そうなんです。当社としても、今後は若手の育成に力を入れていきたいと思っています。社員の高齢化も進んでいるため、若い人材を入れることで、会社としての規模を維持していきたいと考えているんです。今まで頑張ってきてくれた社員が少しでも楽になれるような環境を整えていけるといいですね。

水野 特にどのような人材を求めておられるのでしょうか?

藤木 たとえ未経験でも、「ここで働きたい!」「この仕事をしていきたい!」という強い意志を持っている子と一緒に働きたいと思っています。やる気のある子たちを集め、今一緒に頑張ってくれている社員にも幸せを与えられるよう、会社を継続させていきたいですね。

GUEST COMMENT

水野 裕子

「流されるままに今に至る」とおっしゃっていた藤木社長ですが、もともと能力をお持ちだからこそ現在の状態があるのだと思います。「頑張ってくれている社員を幸せにしたい」という言葉からは、社員の方々への思いと信頼感が伝わってきました。今後もその姿勢を貫き、飛躍されることを期待しています!


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