インタビュー

IT

株式会社 ぱんぷきんラボ

教員として14年にわたって働く中で、教育の分野におけるテクノロジーの遅れを痛感する。自身でプログラミングした教材を作成していた経験を生かすべく独立し、2021年に(株)ぱんぷきんラボを設立。現在は学校の校務を支えるシステムの開発・導入を手がけながら、教員の仕事も続けている。

住所 〒207-8515
東京都東大和市桜ケ丘2-137-5 A537
URL https://pumpkin-labo.com/

 保坂社長は、教員から独立してこちらの会社を立ち上げられたそうですね。まずは開業の経緯をお聞かせください。

保坂 私は通信制高校の教員として10年以上にわたって現場で働いてきて、その中で情報通信に関する課題を感じることが多々ありました。例えば1000人規模の学校の場合、提出物は年間で10万件にも及びますが、それらを手作業で入力・管理しているため間違いや漏れが生じてしまったり、そもそも管理フローがずさんだったり―そんな中、私は当時から自分でプログラムを書いて教材を作成するなどICT分野に通じていたため、そのスキルと教員としての知見を生かすことで、別の視点から教育の現場に貢献できるのではないかと考え、起業した次第です。ちなみに教員も副業で続けており、今は二足のわらじで活動しています。

 現在どのようなシステムを開発されているのか、ぜひ詳しく知りたいです。

保坂 当社では、教職員が事務処理を行う「校務」のシステムを主に扱っています。学校の授業で使われるような教育ICTの開発が“花形”であるのに対し、校務システムの開発は表舞台に出ることのない“根っこ”の仕事。地味で泥臭いですが、根がしっかりしていなければ花も咲きませんから、学校業務を支える役目を担っているという自負を持って仕事に臨んでいます。システム開発と一口に言っても、100校あれば100通りのやり方があり、仕様も合わせる必要があるため、私は基盤整備のコンサルティングから実際のシステム導入まで一貫してサポートさせていただいているんですよ。

 現場の目線を持っていらっしゃる方が寄り添ってシステム開発をしてくださるというのは頼もしいですね。

保坂 これまで、システムと学校は共に畑違いの分野で、教育現場の事情が開発会社に伝わらず、食い違いが生まれるケースも多くありました。私の場合、そこの橋渡しは誰よりうまく行える自信がありますし、業界の中でも良い意味で異色の存在だと考えています。

 実際に引き合いも多いと思います。手応えとしてはいかがですか?

保坂 研究会や学界を通じて知り合った方や、ご紹介の方からもご依頼をいただけており、大きな手応えを感じています。「学校運営で役立っている」というお声をいただけると、裏方として貢献できていることの喜びを覚えるんです。

 最後に、会社の将来のビジョンについても語っていただけますか?

保坂 いずれは教育系ICTの分野にも進出するつもりですし、学校のシステム開発に課題がある時に、皆様から「ぱんぷきんラボに相談しよう」と思っていただける存在になれるよう、信頼を築いていきたいですね。新しいことを導入したり、新たな一歩を踏み出したりするのには必ず不安が伴うものですが、そこを越えていくためのお手伝いを全力でさせていただきますので、ICTのことならぜひ当社にお任せください。

GUEST COMMENT

巻 誠一郎

学校の先生は多忙だと聞きますし、システムが使いにくいと業務が滞って教育に専念できないと思います。現場の方の目線でそれを解決していただけるのは非常に心強いですし、作業の時短・簡潔化ができた分だけ、子どもたちに情熱を捧げられるようになると考えると、本当に意義深いお仕事だと感じました。


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