インタビュー

建築

株式会社 ドリームプロジェクト

デザイン学校を卒業後、広告デザイナーとして自動車、化粧品など多数の大手メーカーと仕事をする。やがて、ハウスメーカーから住宅の開発協力を要請され、建築業界とつながりを持った。2009年には(株)ドリームプロジェクトに入社。現在は代表取締役として独自のトレーラーハウスを開発し、その普及に全力を注いでいる。

株式会社 ドリームプロジェクト
住所 〒452-0845
愛知県名古屋市西区中沼町98
URL https://dream-pj.co.jp/

完成した住宅をレッカー車でけん引・設置するトレーラーハウス。高温多湿の日本に合ったオリジナルのトレーラーハウスを開発したのが(株)ドリームプロジェクトの稲吉社長だ。元プロサッカー選手の小倉隆史さんが、同氏が手がける事業の大いなる可能性に迫った。


日本の風土に合ったトレーラーハウス

小倉 レッカー車でけん引し、どこにでも設置できるトレーラーハウスである「ドリームハウス」。稲吉社長が、このユニークな住宅を開発されるまでの歩みからお聞かせください。

稲吉 私は三重県四日市市で窯元の家系に生まれ、幼少の頃からろくろを回し、食器を自作していたんです。モノづくりに興味が湧き、企画広告制作会社のデザイナーになりました。バブル期にがむしゃらに働き、さまざまな会社の広告や商品開発を行った集大成が、トレーラーハウスなのかもしれないですね。

小倉 広告デザインと住宅開発がどのように結びついていったのでしょうか?

稲吉 お取引先の中の1つに建築会社があり、「新しいタイプの注文住宅をつくりたい」と協力の要請をいただいたんです。何事にものめり込むタイプの私は、シックハウス対策アドバイザーなどの資格を取って住まいづくりにまい進し、2009年に個人事務所を立ち上げました。ちょうどその頃、当社ともつながりができて、その後、取締役に就任し、新規事業を模索するうちにトレーラーハウスのアイデアを思い付いたんです。

小倉 なるほど。稲吉社長がトレーラーハウスに着目された理由は?

稲吉 少子高齢化が進む日本は今後、住宅の需要が減ります。特に、100坪を超える大きな家を求める方は少なくなるでしょう。そんな時代に、車で移動し土地の用途にかかわらず設置できるトレーラーハウスは存在感を発揮できるはずだと考えました。ただ、トレーラーハウスの本場・欧米の商品は高温多湿の日本に合いません。そこで私は、日本の風土に合ったオリジナルの国産トレーラーハウスを開発しようと決意したんです。翌年、東日本大震災が起きた時、私は「今こそトレーラーハウスの出番だ」と、仙台に展示場をオープンし、まったく無名のトレーラーハウスの啓もう販売で、2016年頃まで名古屋と仙台を行き来して被災地の支援に走り回ったんです。

1 2


amazonからのご注文
2022年7月号
COMPANYTANK 2022年5月号

巻頭企画「天馬空を行く」には、現役時代に圧倒的な強さで「怪物」と称され、現在は日本競輪選手養成所の所長を務める瀧澤正光氏と、平昌オリンピック・男子モーグル銅メダリストで、競輪選手への転向を果たした原大智氏がご登場!他競技から競輪へ転向したという共通点を持つお二人に、競輪の醍醐味や選手にとって大切なこと、さらに競輪界の未来のことまで、対談形式で語り合っていただきました!どうぞお楽しみに!!

定期購読のご案内
 

interviewer's eye

カンパニータンクのインタビュアとして活躍されている各界の著名人たちに本誌編集局が逆インタビュー。

名高達男 矢部 美穂 宮地 真緒 水野 裕子 鶴久 政治 時東ぁみ 駒田 徳広 杉田 かおる 畑山隆則