インタビュー

医療・福祉

株式会社 歯科技工ASIST

ものづくりが好きで、歯科医療への興味から歯科技工士を目指す。専門学校を卒業し歯科技工所に勤務。独立後、個人企業として「歯科技工ASIST」を創業し、2021年4月に法人化。「Challenge&Trust」をスローガンに、業界の常識にとらわれないスタイルを貫いている。

株式会社 歯科技工ASIST
住所 〒371-0811
群馬県前橋市朝倉町1-38-37
URL https://asist.site/

大路 歯科技工士として、また歯科技工所の経営者として異色の挑戦を続けておられる(株)歯科技工ASISTの橋本社長。最初に、社長が考える業界の問題点について教えてください。

橋本 まず、歯科技工士は離職率が高く人手不足が問題です。その主な理由は給料の安さと長時間労働であり、そういう環境に耐えて当然だというのが業界の常識になっています。また歯科技工士には職人技が求められるとともに、CAD/CAMや3Dプリンターなどのデジタル機器の導入も進んでいるんです。しかし、多額の設備投資に耐えられる会社は少なく、その点も大きな課題になっているんですよ。

大路 そうした過酷な環境の中でも、橋本社長が歯科技工士を辞めなかった理由は何でしょうか?

橋本 専門学校から今日までの下積みの日々や、貴重な出会いから、私を支えてくれた方々を裏切るわけにいかないという気持ちも原動力になりました。決して良いとは言えない業界の慣習に対して私は「仕方がない」とあきらめることなく、これまでにない発想で、新しい挑戦をしようと必死に模索しているところです。

大路 素晴らしいです。ぜひ、その挑戦のヒントをお聞かせください!

橋本 今後の挑戦はデジタル化により効率化を図りながらも機械と職人の技を融合させ、さらに高品質な技工物をつくること。そしてスタッフがやりがいを持って働き、将来を描ける会社にすることです。しかし時代の移り変わりとテクノロジーの進歩により、私たちの働く環境は今後よりいっそう見えづらくなります。その中で、将来にわたり存続し続ける価値のある会社にするためには、まったく違う視点でゼロから考えられる人材が必要だと考えています。そこで当社は、異業種の方の募集も始めています。社内にこもりがちで、コミュニケーションが不足している職人気質な技工士に、新しいアイデアと変革をもたらしてくれると考えています。

大路 なるほど。そうした新たな人材が増えることで仕事の可能性が広がりそうですね。

橋本 そうですね。スタッフのアイデアや能力を最大限に引き出して、自由な挑戦を歓迎する土壌をつくっていきたいと思っています。スタッフがいつも、「ワクワク感」を持って働けるような会社になったら最高ですね。

大路 険しい道にあえて突き進む橋本社長の挑戦を、私も心から応援します!

橋本 ありがとうございます。変わり始めた歯科技工業界で生き残る会社にしていくためにも、職人気質の固定観念を壊して進化していくことと、「当たり前品質の徹底」という変えないテーマを守り、成長していきたいですね。また、歯科技工士の世界をもっと多くの方に知ってもらえるように尽力します!

GUEST COMMENT

大路 恵美

患者さんにとってはまさに「縁の下の力持ち」と呼べる存在の歯科技工士さん。誰もがお世話になっている業界を大胆に変革しようと奮闘されている橋本社長は、一歩踏み出す勇気をお持ちの方でした。前に突き進むには大きなエネルギーが必要だと思いますが、社長の輝ける未来を私も楽しみにしています!


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