10代の頃から建築業に携わり、職人として内装や塗装、タイル張りなどさまざまな仕事を経験する。その後は現場の統率や管理なども行うようになり、独立を果たし (株)彩匠を設立。現在は外壁塗装やブロック、フェンス工事、店舗の内装・解体工事などを手がけている。
株式会社 彩匠 | |
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住所 | 〒121-0062 東京都足立区南花畑4-33-2 |
URL | https://saisyo2020.com/ |
嶋 塚本代表は、長い間建築業界でご活躍されてきたとうかがっています。
塚本 ええ。私が建築業界に足を踏み入れたのは10代の頃で、内装や塗装、タイル張りなどさまざまな工種を経験しました。やがて、現場監督や管理も行うようになったんです。ただ、次第に業界の古い体質に疑問を抱くようになりまして。というのも、この業界にはさまざまな業者や職人がいますが、残念ながらその中には腕がありながらそれに見合った評価が得られていない人や、一方で見えない部分だからと言って手を抜く人が存在しています。そこで、職人が正当な評価を得られるようにすべく、また、業界を少しでも良くしていきたいという思いから当社を立ち上げた次第です。
嶋 素晴らしいお考えです。ということは、御社には腕の良い職人さんが在籍していらっしゃる、と。
塚本 はい、職人の腕には自信があります。といっても何でも完璧にこなす職人は存在しません。得意分野も人により違うので、当社ではそれぞれの工事で専属の職人が在籍しており、現場の要求に高いレベルで応えられる体制を整えています。塗装や、ブロック・フェンス工事、内装・解体工事など幅広く手がけていますが、一人ひとりの職人がプライドを持っており、仕事に妥協はありません。
嶋 それは頼もしい。では、お客様と接するうえで大事にされていることは?
塚本 あいさつをしっかり行うなど、お客様と誠心誠意向き合うことを心がけています。また、実際の仕上がりを見ても、一般のお客様にはわからない部分があると思いますから、まず私が仕上がりをチェックし、そのうえでお客様にどのような工事をしたかを実際にチェックしていただく二重チェック体制を設けているんです。そのため、不明点があればその都度うかがっています。プロが見て良い出来だと思える仕事をするのが本物の職人ですし、そのような技術を備えた職人を当社では抱えているつもりです。
嶋 そうした細かいところまで丁寧に対応していただけると、お客様も安心して依頼することができますね。最後に、今後の展望についてもお聞かせください。
塚本 お客様が安心して仕事を依頼できるような環境をつくりたいですね。これは当社だけでなく、業界全体の質を高めていきたいという意味で―この業界は以前、詐欺などが横行したこともあり、やはり今でも良い印象をお持ちでない方がいらっしゃいます。ですから、せめて当社が携わる地域の皆さんが抱いている、ネガティブなイメージを少しでも改善していきたいんです。
自分たちが「良い仕事をした」と胸を張れる仕事を続け、その結果としてお客様が喜んでくだることが、私たちの何よりのやりがいです。今後もそれをモチベーションとして、より多くの方々に貢献してまいります。

GUEST COMMENT
嶋 大輔
対談当日はスタッフの方も同席されていて、塚本代表のことを「優しいけれども時に厳しく、周りをよく見て細かいところまでフォローしてくれる方」と評されていました。非常に頼りがいがありますし、高い志を持ってお仕事に臨まれている代表のもとでなら、スタッフさんも付いていきたいと思えるでしょうね。