埼玉県出身。15歳のときにとび職人デビューを果たし、23歳で個人事業主として独立した。28歳で(株)大聖工業として法人化を果たし、足場工事・解体工事など土工工事業を中心に展開。社名は「大成功(だいせいこう)」と同音になるように、自身の名前から「大」を取り、誕生月である12月の祭日のクリスマスから「聖」の文字を取り名付けたとのこと。
株式会社 大聖工業 | |
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住所 | 〒331-0078 埼玉県さいたま市西区西大宮2-10-18 |
URL | https://daisei048.pro/ |
足場工事や解体工事などのとび・土工工事業を展開する(株)大聖工業。代表取締役の川上氏は10代の頃に業界へ足を踏み入れ、現在まで10年以上にわたる経験を積んできた。そんな同氏の理想とする組織づくりや新たな挑戦に懸ける熱い思いに、元ボクシング世界王者の内山高志さんが迫った。
生きがいとなる“とび職”との出合い
内山 足場工事を中心に事業を展開していらっしゃる(株)大聖工業さん。まずは、川上社長が建設業界で独立されるまでの歩みから教えてください。
川上 私は10代の頃にこの業界へ足を踏み入れました。当時は反抗期の真っ最中で、両親の元を離れ、福島で大工を営む祖父のもとに行く予定だったんですよ。しかし、福島へ向かう3日前にたまたまコンビニで出会った職人さんからとび職に誘われましてね。思い切ってその次の日に現場に出向き、そこで「とび職で頑張ろう」と思ったことが、すべての始まりです。
内山 誘われた翌日に現場デビューを果たされたとはすごいですね!その後の展開が気になります。
川上 それからは複数の会社を渡り歩き、23歳のときに個人事業主として独立しました。当初は戸惑うことも多かったものの、とにかくがむしゃらに働いていましたね(笑)。
内山 まだお若いうちから独立されたとのことで、おつらい経験もされてきたことと思います。
川上 確かに、大変なこともたくさんありました。しかし、私はこの仕事が本当に大好きで、生きがいでもあるんですよ。事故に遭ったときも、その翌日には現場に復帰していました。そんな毎日を支えてくれたのは、今は当社で経理を担当してくれている妻です。妻がいなければ今日の私はなかったでしょう。妻には本当に心から感謝していますね。そうして妻に支えてもらいながら歩みを進め、28歳のときに法人化を果たし、当社を設立しました。現在は6名の従業員と共に成長し続けているところです。
打ち合わせから施工まで一貫対応
内山 このお仕事にやりがいを持って日々取り組んでいらっしゃる川上社長。事業の内容についても詳しくお聞かせいただけますか?
川上 当社では足場工事だけでなく、解体工事も請け負っています。また、打ち合わせから施工までを自社ですべて行いますので、他社と比べると仲介手数料が発生しないうえ、短期での施工が可能なんです。
内山 具体的にはどのようなご依頼に対応していただけるのでしょうか?
川上 当社では建設業者様からのご依頼だけでなく、例えば、「物置を壊したい」、「屋根のソーラーパネルを外すので足場を組んでほしい」といった一般の方のご依頼にも柔軟に対応しております。
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