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注目企業インタビュー

大学で通信工学を学び、卒業後は電気通信事業を手がける大手ゼネコン会社に就職。26歳のときに独立し、レンタルスペース事業を手がける。その後、大手ハウスメーカーへ転職するも、前職時代の先輩に声をかけられたことを機に再び通信業界へ。2019年に「武電工」を創業、2020年に法人化を果たし(株)武電を設立した。

株式会社 武電
住所 〒277-0885
千葉県柏市西原3-1-5 307
URL http://takedenkou.com/

鶴久 (株)武電さんでは、電気通信工事業の中でも少し特殊な事業を手がけられているとうかがいました。どのような内容なのでしょうか?

武井 そうなんです。分野的には電気通信工事業になりますね。ただ、私たちは施工はしないんですよ。工事を進めるための行政の許認可取りや、設計・図面作成、用地交渉、賃金交渉などといった工事を進めるために必要なことを専門に請け負うプロフェッショナルとして仕事をさせていただいています。

鶴久 なるほど。工事業者さんの中には、工事はできても交渉事を進めるのは苦手だという方も多くいると思います。

武井 おっしゃる通りです。施工の技術力は優れていても実際に工事を進めるまでの段取りを組むのが大変で、なかなか工事にまでたどり着かないという方が多いんですよ。そこで、私たちがそうした方たちの苦手な部分を請け負うスペシャリストになれば、今後絶対に必要とされる存在になるな、と思ったんです。

鶴久 そのような特殊な事業を始められてみていかがですか?

武井 工事現場を取り合うのではなく、工事業者の皆さんに求められる仕事である点が良いなと思っていて─。全国に何万と存在している工事業者の方々と、仕事を取り合うのではなく、親しい関係で仕事ができることが嬉しいんです。

鶴久 音楽業界で例えると、プロデューサー的な役割を担われているのかもしれませんね。ちなみに、(株)武電さんとして、一番の強みというのはどういったところですか?

武井 会社として大切にしているのは、得手不得手・好き嫌いで業務を選ぶような組織にはならないということ。そして、必要とされていることに対して、全力で取り組む点が強みですね。

鶴久 そうした姿勢は、多くの方からの信頼にもつながると思いますよ。

武井 お客様との信頼関係を何よりも大事にしているので、そうであれば嬉しいですね。私は、お相手からの信用・信頼がないと仕事はできないと思っているんです。だからこそ、信頼関係をしっかりと構築するためにも、「有言実行であること」「相手の期待値を常に超える仕事をすること」を常に意識しています。

鶴久 信用というのは、それらの積み重ねによって得られるものですから、武井社長のお考えは素晴らしいと思います。

武井 ありがとうございます。今後もいかに早く質の高い仕事を提供できるかを追求したいと考えているんですよ。

鶴久 これから挑戦してみたいことなどはありますか?

武井 実は、私も音楽業界には興味があって。インフラ事業を基盤として、音楽を絡めたイベント事業など夢のある仕事もしていきたいと考えているところなんです。漠然とではありますが、楽しみながら事業を広げていきたいですね。

GUEST COMMENT

鶴久 政治

武井社長はさまざまなご経験をされているだけあって、非常に広い視野をお持ちの方。得手不得手で業務を選ばないというお話しにも感銘を受けました。必要とされている仕事を、相手の期待以上のクオリティで提供する。その姿勢が素晴らしいですよね。今後のご活躍にも期待しています!

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