インタビュー

スペシャリスト

株式会社 Cruz

学業修了後、雑貨店の店長として、新潟県や茨城県の複数の店舗で勤務。運営する会社がなくなったことをきっかけに心機一転して運送業界に足を踏み入れ、経験を積んだ末に個人事業主となる。その後、2021年4月に(株)Cruzとして法人化を果たした。

株式会社 Cruz
住所 〒344-0021
埼玉県春日部市大場1186-1
コージンビル203
URL https://www.cruz-inc.net/

 伊原社長は、どのような経緯で軽貨物運送のお仕事を始められたのですか?まずは歩みからお聞かせください。

伊原 30歳の頃に独立を考えて情報を集めていたら、運送業界に当たることが多かったんです。資金がなくても始められる点も魅力で、委託ドライバーとして運送業界でのキャリアをスタートさせました。最初に所属した会社の社長は「師匠」と呼べるような方で、私の独立志向をくんでくれ、業界のいろはをたたき込んでくださったんです。それで、この業界ではやったことがない仕事はないと言えるほどの経験を積ませていただき、2020年に独立を果たしました。

 なるほど。御社はどのようなお仕事がメインになるのでしょうか?

伊原 現在はネット通販で購入されたものを宅配する案件が多いですね。その他には企業への配達、ネットスーパーのルート配送、フードデリバリー等さまざまです。19歳から60歳まで幅広い年齢のスタッフに活躍してもらっています。

 スタッフの方を採用・教育する際に意識されていることを教えてください。

伊原 キャリアよりも、話し方やあいさつがちゃんとできているかなど、人としての基本的な部分を重視しています。新人さんには実際に稼働しているドライバーの横についてもらって業務の内容や仕事に対する姿勢を学んでもらいますし、勤務初日には私が必ずついていき、お互いのことを知るようにしているんです。今はネット通販利用者が多くなっており、私たちはお客様がお買い物をされる際に直接接する唯一の人間となりますので、「我々の仕事は配送業プラス接客業である」という認識を常に持つよう、スタッフに伝えています。

 一口に「ドライバー」と言ってもそれぞれ個性が異なりますよね。彼らをまとめるのも、宅配のお仕事とはまた違った難しさがあると思います。

伊原 はい。私の一番の仕事は、全員がより一層活躍できる環境を用意することです。例えば、ハードな仕事をパワーのある若い人に割り振り、年配の方には体力的に比較的楽な仕事を用意してあげる、といったように。一人ひとり稼ぎたいモチベーションも違うので、各人の希望をできる限りかなえてあげたいんです。また、自分が行った仕事についてはきちんと報告してもらい、そのうえで良い点は褒め、成長するために必要な部分はすぐに指摘するなど、スタッフのケアも怠らないようにしていますね。

 社長に大切にされていることが伝わると、働く側もやる気が出ると思います。今後の展望はいかがでしょうか?

伊原 教育面をより充実させ、ドライバーの質をできる限り高めたいと考えています。そして業界の地位向上を図り、子どもたちが将来なりたい職業のトップ10に入るくらい、運送業を憧れられる仕事にしていきたいですね!

GUEST COMMENT

嶋 大輔

伊原社長は、人を大切にし、スタッフの方々を育てる意識が非常に高い方だと感じました。運送ドライバーの方の対応が気持ちいいと、自然とお客様の心も温まります。現在は埼玉全域で事業を展開されているそうですが、将来はぜひ県外にも進出し、私の家にも荷物を届けていただきたいですね!


躍進企業応援マガジンCOMPANYTANKご案内

amazonからのご注文
2023年3月号
COMPANYTANK 2023年3月号

巻頭企画「天馬空を行く」には、ラグビー選手の田村優さんがご登場!司令塔として長きにわたり日本代表を牽引し、自国開催だった2019年のラグビーワールドカップでもチームをベスト8に導く活躍を見せた同選手に、世界のトップレベルで戦い、勝っていくために必要な心構えや、言葉ではなくプレーで語る自身のラグビー道、ラグビー競技のおもしろさについて、余すところなく語っていただきました!どうぞお楽しみに!!

定期購読のご案内

interviewer's eye

カンパニータンクのインタビュアとして活躍されている各界の著名人たちに本誌編集局が逆インタビュー。

時東ぁみ 名高達男 宮地 真緒 水野 裕子 鶴久 政治 矢部 美穂 駒田 徳広 杉田 かおる 畑山隆則