インタビュー

医療・福祉

株式会社 A-place おひさまケア相模

祖父の介護や、介護保険制度のスタートをきっかけに介護に興味を持ち、23歳から看護助手として病院に勤務する。さらに介護福祉士などの国家資格を取得し、訪問介護事業所、グループホーム、老人ホームでキャリアを積み独立。2016年に(株)A-placeを立ち上げ、現在は訪問介護事業所「おひさまケア相模」を運営している。

株式会社 A-place
おひさまケア相模
住所 〒242-0028
神奈川県大和市桜森2-10-15
桜森ハイツ201
URL https://a-place520.jp/

水野 関原社長は、お若くして介護業界に飛び込まれたとうかがっています。

関原 はい。私はかつて、祖父の介護で身の回りのお世話をしていたことがあり、それがきっかけでこの仕事に興味を持ちました。ちょうど介護保険制度が始まるタイミングで、これから需要が高まっていく業界だと確信した私はすぐに求人に応募したのですが、当時はまだ介護=女性の仕事という風潮があったためか、ことごとく門前払いされてしまって。
ならば資格を取得して認めてもらおうと、病院の看護助手として働きながら専門学校に通い、介護福祉士などの国家資格を取得していったんです。

水野 介護のお仕事は過酷なイメージもあります。そこまで熱意を持って挑戦できた原動力は何だと思われますか?

関原 もともと、人のためになる行いにやりがいを見いだす性格だったのかもしれません。実際に働き始めてみて、「やっと自分のしたいことが見つかった」と実感しましたから。その後、訪問介護事業所やグループホームで着実にキャリアを積み、31歳の時には老人ホームの立ち上げと管理にも携わりました。そして2016年に、さらなるステップアップを見据えて当社を設立した次第です。

水野 現在は訪問介護サービスを主に手がけられているとか。お仕事に臨まれる際の心がけがあれば教えてください。

関原 ご利用者様の声に耳を傾け、可能な限り希望通りの生活をさせて差し上げられるよう、お手伝いすることです。プロとして、正しい手順・方法で介護を行うことも大切ですが、それを無理に押し付ければご利用者様が窮屈な思いをされます。他のどこよりも思うままの暮らしができるのがご自宅ですから、私たちはできることを精いっぱいお伝えしつつ、そばで支えるべきだと思うんです。

水野 素晴らしいご姿勢だと思います。そうして寄り添ってくださるなら、利用者さんもしっかりとサポートを受けつつ自分らしい生活ができそうです。

関原 ありがとうございます。また、共に働くスタッフたちにも「日々の仕事に楽しみを見いだしていこう」と伝えているんです。例えば、おむつをされているご利用者様のお世話をする際に、機械的に交換をするのではなく、おむつをせずに無理なく暮らせる方法はないかと考えながら取り組めば、仕事の充実感はぐっと増します。そうして、繰り返しの中にも新しい発見とチャレンジをしてもらいたいというのが、私の理念なのです。

水野 相手をいたわりつつも、明るく楽しむ。ある意味、理想の介護の形かもしれませんね。では、今後については?

関原 今、地域全体でお年寄りを支えていく仕組みを模索していて、その一環としてデイサービスセンターの設立を検討中です。利用者様を力強く支援することはもちろん、学校帰りの子どもたちも気軽に立ち寄れるような、そんな自由でオープンな施設の実現を目指して、これからも努力し続けてまいります。

GUEST COMMENT

水野 裕子

介護を受けていても、人は誰しも自分の思い描く生活をかなえたいもの。そこにしっかりと目を向け、新しい介護の在り方を模索する関原社長は、利用者の方にとって心から信頼できる存在だと思います。私も人生にはこだわりがあるタイプなので、高齢になったら社長のような方に支えていただきたいです!


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