インタビュー

サービス

合同会社 スマイル猫の手

東京や地元の福島でさまざまな仕事を経験し、東京ではバンド活動にも熱中する。やがて、バンド時代の仲間と共に高齢者向けのお話サービスの事業をスタート。(同)スマイル猫の手を創業し、現在は便利屋として顧客のニーズに応じたさまざまな仕事を展開している。

合同会社 スマイル猫の手
住所 〒332-0001
埼玉県川口市朝日3-6-15
URL https://スマイル猫の手.com/

水野 まずは、金澤代表のこれまでの歩みをお聞かせください。

金澤 私は福島県出身で、学業修了後は上京しサッシ業を手がける会社に就職しました。しかし、1年半ほどで会社が事業を撤退することになってしまいましてね。その後は、バンド活動に熱中したんです。やがてバンド仲間と共に、お年寄りのお話相手になるサービスを始めようと、当社を創業しました。

水野 なるほど。こちらでは、お話相手から不用品処理、遺品整理、家具の組み立てに至るまで、多様な業務を展開しているそうですね。なぜ、そこまで業務の幅を広げることができたのでしょうか?

金澤 起業を決めたとき、私たちにはこれといった強みや特長がありませんでした。そこで、「どんなことでもやります!」と掲げて事業をスタートした結果、いろいろなご依頼をいただけるようになり、対応していくうちにできることも増やしていったのです。ゼロから学んでいくことも多いのですが、それが形になってお客様に喜んでいただけたときには、大きな達成感がありますよ。

水野 それだけお仕事に情熱を注いでいらっしゃると。では、普段から意識されていることがあればお聞かせください。

金澤 サービス業なので、仕事が終わったときにお客様に笑顔になっていただくことを強く意識して仕事に臨んでいますね。そこで大事なのが、コミュニケーションをしっかりとること。当社では盗聴器検査も行っているのですが、専用の機材を使えば、5秒ほどで盗聴器の有無がわかります。ただ、お客様はそれだけだと不安になりますよね。ですから、細かいところまできちんと説明してご納得いただくなど、不安を解消して差し上げることが一番のサービスではないかと思っているんです。

水野 その理念は、スタッフさんにも共有されているのでしょうね。

金澤 もちろんです。そもそも当社は「スタッフ全員が主役になれる」という理念に基づいて事業を行ってきました。スタッフ一人ひとりの持つ過去、経験、趣味や特技から夢、そういったものは非常に価値があるものです。当社はそれをビジネスに落とし込んでいける会社なんです。ビジネスとして成立させることで単に働くことではなく、過去も未来も価値あるインセンティブなものへと変えていける力になるかと思っております。

水野 スタッフさんのことを真に考えていらっしゃる姿勢に感銘を受けました。今後についてはいかがですか?

金澤 人とのつながりができるほど、裾野は広がっていくと思います。スタッフを増やすことによって事業の幅もエリアも広げ、近い内に有店舗化をして「まさか!」と思うことをいろいろやっていきます。そして今後も多くの人が社会で活躍できる場をつくっていき、困っている人たちに貢献していければと思います。

GUEST COMMENT

水野 裕子

「お客様のニーズに合わせて、業務の幅を増やしてきました」と語っていらした金澤代表。私も器用貧乏と言われることが多かったのですが、小さな武器をたくさん集めることで活躍の場をつくってきたので、代表のお考えにはシンパシーのようなものを感じました。ぜひ、今後も活躍の場を広げていってください!


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