インタビュー

建築

株式会社 SEISHO

22歳で電気工事の職人として独立し、2020年9月に(株)SEISHOを設立。当初は発電所など大規模な事業を手がけていたが、事業を進めていく中で新たな分野への進出を視野に入れるようになり方針転換。行政と手を組み、月額による住宅のサポートプランを開始した。

株式会社 SEISHO
住所 〒289-0312
千葉県香取市本郷244-1
丸神ビル2F
URL https://sites.google.com/view/seishocoltd/

水野 (株)SEISHOさんは高齢者向けの建設業を展開されているそうですね。谷口社長が今のお仕事をされるようになった経緯から教えてください。

谷口 私は以前は電気工事の職人で、そこから建物の構造などを勉強していくうちに建設工事も請け負うようになり、建設の仕事も手がけるようになりました。当社でも大規模商業施設の工事などさまざまな仕事を行っていたのですが、事業を進めていく中で別の分野にも進出する必要性を感じるようになったんです。そんな折、医療関系の法人を設立した知り合いから今後は独居老人が増えるという話を聞き、高齢者の医療に対して何かできないかと考え、当社を設立しました。

水野 なるほど。具体的にはどのような業務をされているのでしょうか?

谷口 メインは、高齢者が暮らす住宅をより住みやすくするためのリフォームや、住宅の詳細なメンテナンスなどです。リフォームに関しては、ケアマネジャーなどと打ち合わせをしたうえで必要な工事を建築業者の視点から提案し、施工いたします。また、電球の交換などの細かなサポートも、月額で請け負っていますね。これはもともとホームヘルパーが行っていた仕事なのですが、近年の法改正によって工事業者に依頼をしなければならなくなったため、当社がそこをフォローしている形です。

水野 建設会社が医療の分野で直接的に参入する例は聞いたことがありません。

谷口 全国でも、医療関係者と連携を取って会議の段階から関わっている会社はほとんどないでしょうね。日本は制度面の整備が遅れており、年金暮らしの方々が十分な生活を送れていないのが実状です。私たちは、仕事を通じてそんな状況を変えていきたいと思っています。

水野 医療と建設、相互の専門家が協働できればスムーズに進む点も多いでしょう。社長がお仕事をするうえで大事にされているのはどのようなことですか?

谷口 何よりも情熱ですね。熱い思いや、いろいろなことにチャレンジしていける行動力を持って、一つひとつの仕事に取り組んでいます。言うまでもないですが、従業員も大事です。当社は従来の建設会社と異なり、勤務時間を比較的自由に設定することで、子育て世代の女性が働きやすい仕組みを整えています。それによって、優れた人材に活躍の場を提供できればと思っているんです。もちろん、未経験の方も大歓迎ですよ。

水野 今後の展望をお聞かせください。

谷口 当社のような小さい会社が今の仕事を確立できるなら、全国的に医療と介護と建設の融合を推進できると思います。当社がその先駆けになれるといいですし、仕事を通じて日本をより住みやすい国にしていきたいですね。ただ、私たち民間の努力だけでは限界がありますので、将来的には必要に応じて法改正までも働き掛けていこうと考えています。

GUEST COMMENT

水野 裕子

実は最近、私の家でも高齢の父が暮らしやすいように実家をリフォームする話が出ていました。医療機関と工務店さんのやりとりが手間だと感じていましたが、(株)SEISHOさんのようにそこを一体になって対応してくださるとありがたいです。これからの時代に必要とされるお仕事だと、強く感じました。


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