インタビュー

製造・技術

有限会社 ホカゾノ製作所

代表取締役社長 川合 正剛
前職では建築業界に身を置き、(有)ホカゾノ製作所創業者の娘である昌美氏と結婚。同社への入社を目前に控えている最中、左腕の神経を損傷するという大ケガを負ってしまう。それでも長期のリハビリを経て職人の道を極め、2代目代表取締役に就任した。

副社長 川合 昌美
(有)ホカゾノ製作所を営む父親のもとで育ち、程なくして正剛氏と出会い結婚。事業への参画を目前に事故でケガを負った正剛氏のリハビリや修業に寄り添うなどして、献身的にサポート。現在も、妻、そして副社長として正剛氏を支え続けている。

有限会社 ホカゾノ製作所
住所 〒457-0068
愛知県名古屋市南区南野2-164
URL http://hokazono-factory.com/

愛知県名古屋市でプラスチック・金属製部品の製造業を展開する(有)ホカゾノ製作所。川合正剛社長は前職で負ったケガを昌美氏をはじめとする家族と共に乗り越え、職人の道を極めてきた。その激動のストーリーに、元ボクシング世界王者の畑山隆則さんも感動の面持ちだった。


苦境を乗り越えて一人前の職人へ

畑山 愛知県名古屋市の(有)ホカゾノ製作所さんは、川合社長ご夫婦で経営を進めていらっしゃるそうですね。まずは、これまでの歩みから教えてください。

川合(正) もともと私は建築業界で働いていたんです。程なくして妻と結婚しましてね。現場が休みの日には義父が創業した当社の仕事を手伝っていたんですよ。そして、私が30歳のときに建築の仕事の影響で腰を痛めてしまった様子を見た妻と義父が、当社への入社を勧めてくれたんです。その話を受けて、建築業界から離れることにしたのですが・・・。最後の出社日に、高所の現場で作業していたところ安全ネットが切れ、13m下の地上まで落下してしまったんです。

畑山 命に別状がなくて幸いでしたが、新たな道へ進むというときにそのようなことが起こり、とてもおつらい思いをされたでしょうね。

川合(正) 左腕の神経を損傷してしまったので、入院とリハビリを経ても指を動かすことさえ難しい状態が続き、ペットボトルを持つことも運転もできず、歯がゆい思いをしましたね。とはいえ、建築の仕事は辞めましたし、当社で職人としての道を目指すべく、ひたすら努力しましたね。ゆくゆくは義父の後を継ぐという話もいただいていたので、いずれは長年の経験を持つベテランの職人さんたちと対等に話ができないといけないということもあって、休日も返上し、毎日夜遅くまで技術の習得に励みました。そして、事故から3年ほど経った頃、ようやく左手の状態が回復してきたんです。

畑山 窮地を乗り越え、ものづくりの職人として技術を磨き続けてきた社長には頭が下がります。
川合(昌)私から見ても主人は泣き言も言わず、頑張っていましたね。主人と私の実家はずっと仲が良かったこともあり、大ケガを負った彼のことを家族全員で支えてきました。

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