インタビュー

建築

株式会社 CEED

高校時代のアルバイトで土木・鳶の楽しさを知り、卒業後に就職。建設全般を経て個人事業主となり、イベント設営やクレーン車などの重機オペレーターとしても活躍する。さまざまな現場経験とノウハウを生かすべく、2013年に(株)CEEDを創業。現在は自らの事業を通して若者に働く楽しさを伝えることにも注力する。

株式会社 CEED
住所 〒191-0002
東京都日野市新町5
URL https://www.ceedplugin.com/

鈴木 石川社長は、これまで多種多様な現場仕事に携わってこられたとうかがっています。まずは、今日に至るまでの歩みからお聞かせいただけますか?

石川 私は高校時代に友人の父親から誘われ、アルバイトとして建設業に携わり始めました。当時は何となく「建設業は怖い」というイメージを抱いていましたが、先輩たちは素人の私をとてもかわいがってくださり、建物を1から築き上げる工程を見られることにも魅力を感じたため、卒業後には社員になったんです。

鈴木 なるほど。仕事を通してものづくりの楽しさに目覚められたのですね。

石川 はい。私が入社したのはちょうどバブルが始まる頃だったので、忙しい日々を経験し、バブル後も本社ビルを建設したり、大手建設会社の案件を請け負ったりと、会社自体は成長を続けていました。ただ、規模が大きくなるにつれて利益至上主義になっていく会社と自分の感覚にズレが生じ始めたことから、別会社へ移ることを決意したんです。

鈴木 純粋に仕事と向き合われるために、新たな一歩を踏み出されたと。

石川 そうですね。そこはコンサート会場の設営などイベント関係の工事に強みを持つ会社で、私自身1年ほどで新しい知見とノウハウを得ることができました。そして、仕事を通じて出会った方から「個人でやってみたら?」と背中を押され、27歳の時に個人事業主として独立したんです。それからは高所作業車やユンボといった特殊技能を要する重機も扱いながら、地下鉄・野球場などの現場で技術研鑽に励み続けてきました。

鈴木 石川社長は今の会社を立ち上げられるまでに、ありとあらゆる現場、技術を網羅してこられたのですね。

石川 その自負はあります。また、共に働く仲間に恵まれたことも大きかったです。実は、会社設立前に私は交通事故に遭い、3ヶ月の入院を余儀なくされました。その間、仲間たちが私の代わりに仕事を引き受け、回してくれていたんです。それで、「彼らを守るためにもしっかり組織化しよう」と決意し、2013年に法人化しました。現在は4名のスタッフと一緒に、鳶工事・足場工事や、現場で使用する重機のオペレーター業務などを中心に事業展開をしているところです。

鈴木 経験豊富な社長が現場に入ってくださるなら、依頼主も安心でしょうね。

石川 現場の状況を把握して、「こういう機械が必要で、こうすれば解決できる」と判断・提案するスキルはどこにも負けないという自信がありますので、搬入から作業、返却まで一貫してお任せいただければと思います。また、今後は人員拡充を図り、引きこもりがちの若者など社会的に弱い立場に置かれた子たちを積極的に採用したいですね。大きい機械を使って現場を仕上げていくこの仕事にはワクワク感が詰まっているので、その楽しさを伝えていければと思います。

GUEST COMMENT

鈴木 尚広

最近は船のメンテナンスをはじめ、造船の分野へも挑戦していらっしゃるという石川社長。飽くなき探求心と吸収力に感服すると同時に、それが社長の飛躍の秘訣なのだと確信しました。若い世代に仕事の魅力を伝えようと尽力されるなど、社会貢献への意識も高い社長には、ぜひ業界を牽引していただきたいですね。


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