インタビュー

建築

株式会社 前健ウェルディング

学業を終えると、愛知県の建築会社に就職。「スタッド溶接」の技術を持つ先輩職人のもとで技術を磨き、共に溶接部門を立ち上げる。その後10年間にわたる経験を経て、関東で事業を広げるべく独立。2020年6月に(株)前健ウェルディングを創業した。

株式会社 前健ウェルディング
住所 〒333-0823
埼玉県川口市大字石神608-7
URL https://www.maekenwelding.co.jp/

山本 まずは、前田社長の歩みから詳しくお聞かせください。

前田 私は学業を終えると、愛知県の建築会社に就職しました。その会社にはもともと溶接部門はなかったものの、中途入社してきた経験者の方に指導を受け、スタッド溶接の業務をスタートしたんです。そして、先輩方と共に新しく溶接部門を立ち上げ、10年ほど経験を積みまして。やがて、そのまま勤め続けるか下請けとして独り立ちするか迷っているときに、会社から「関東で仕事をしないか」と提案され独立を決意しました。現在は、前職の会社から依頼をいただきつつ専属に近い形で業務に取り組んでいます。2020年6月に法人化を果たし、大きな手応えを感じているところです。

山本 スタッド溶接とは、どのような工事なのでしょうか?

前田 ピストルのような形状の溶接ガンという工具を使い、鉄骨とコンクリートをスタッドと呼ぶシアコネクターで接合する工事です。溶接に要する時間はスタッド1本あたり1秒ほど。これを数十cmおきに1日で何千本も溶接していきます。現場は物流倉庫・ショッピングモール・病院などの大型施設が中心です。一口にスタッド溶接と言ってもさまざまな種類がありますし、技術的にもかなり難易度が高い施工方法なんですよ。

山本 夏は暑く、冬は寒い所で作業する過酷なお仕事ですよね。そのような環境でスタッフさんに指導していることや、御社ならではの強みを教えてください。

前田 スタッフには安全確認を徹底するよう常に言い聞かせています。現場で声を掛け合うのはもちろんのこと、朝集合したときにその日の現場で特に注意すべき点を伝え、事故を未然に防ぐよう心がけているんです。当社ならではの強みは、お客様から人間性を気に入っていただけるスタッフがそろっていることでしょうか。元請けさんだけでなく、他社の職人さんとも積極的にあいさつし話しかけるなど、円滑なコミュニケーションを取ることは何よりも大切にしています。

山本 お話をうかがっていると、社長は現場が大好きなようですね。

前田 はい、デスクワークは向いていないので現場に出続けています(笑)。正直、一人も知り合いがいない関東に来るのは不安だったのですが、ゼネコンさんや元請けさんから私の名前で指名いただいたり、「この工事は(株)前健ウェルディングに」と指名していただけるようになったりすると、「自分の選択は間違っていなかった」と大きな喜びを感じます。

山本 今後についてはいかがですか?

前田 現在、当社は現場を任せられるスタッフが続々と成長しています。今後はさらに陣容を充実させ、30名ぐらいの規模まで拡大したいですね。そして、スタッド溶接だけでなくさまざまな分野に進出し、鉄骨工事のプロになることが私たちの目標です!

GUEST COMMENT

山本 隆弘

前田社長の強みは、人のつながりを大事にし、太いパイプをつくることができる点。苦しいときに助けたり、助けられたりする人間関係を築けるところにあるのでしょう。その純粋なお人柄に、私も大きな魅力を感じました。これからも、信頼の置けるスタッフさんたちと共に走り続けてください!


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