インタビュー

建築

フットワーク軽く臨機応変な施工を

 現場の種類や依頼の形にこだわらない御社は、お客様にとって非常に頼もしい存在ですよね。その分、短期間に案件が集中することもあると思います。その辺りの対応はどうされていますか?

斉藤 フットワークの軽さを強みとして掲げている以上、私たちが仕事をお断りすることはまずありません。例えば、一日に複数の現場を回る場合には、作業時間に制限があるところを昼間のうちに済ませ、夕方以降に工期に余裕のある現場へ移動して施工するなど、フレキシブルな対応を心がけています。時には作業が夜間まで続くこともありますが、皆で励まし合いながら確実に仕上げるんです。

 若さを生かした、活力あふれるスタイルですね。社長とお話していても、自信に満ちた様子が伝わってきます。

斉藤 実は、若さがマイナスになるのではないかと不安に襲われる時期もありました。しかし、一つひとつの案件に全力で挑み、お客様からの信頼を勝ち取っていく中で、後ろ向きな感情がなくなり自然と自信を持てるようになったんです。

 そんな社長が、現場に臨まれる際に日頃から意識していらっしゃることがあればぜひお聞かせください。

斉藤 何より大切にしているのは、コミュニケーションの基本である挨拶をしっかりすること。それから、仕事中に自分の中でメリハリをつけることですね。人間、ずっと気を張り詰めて働くことは難しいですから、自社施工の現場では私がきちんと進行管理をしつつ、スタッフたちが息を抜ける時間を生み出すようにしています。一方、他社様の現場に応援へ行くときは「自社の仕事よりも頑張るくらいの気持ちでやろう」とスタッフ全員に伝えているんです。そうした姿勢が信頼関係につながると思いますから。

保育園と老人ホームの開設を目指して

 社長からは、建設業の枠に収まりきらないほどの勢いを感じます。会社として、今後はどのように事業を展開していかれるおつもりですか?

斉藤 将来的な話をすると、自社で保育園と老人ホームを立ち上げたいと考えています。私が住んでいる地域は待機児童が多く、妻と共に保育園を運営することで、この問題を解決したいと考えているんです。また、私の母が10年以上、老人ホームで働いているため、親孝行の思いも込めて新規事業所を開き、地域に貢献するとともに母に理想の介護を実現してもらいたいと思っています。ちなみに、私の父はダンプを運転する仕事をしていて、大型車の免許を持っているので、保育園と老人ホームを開所した暁には、送迎のサービスまで可能になる予定です。

 社長ならば、必ず実現されて地域を元気にしていかれることと思います。

斉藤 ありがとうございます。もちろん、工事業にも引き続き注力し、2021年中には建設業許可の申請をするつもりです。この資格を取得できれば、事業の幅が広がり、さらに多くのお客様のお役に立てるようになります。20代のうちはとにかく動き回るバイタリティを大切にして、5年後、10年後を見据えるビジョンも持ちながら、スタッフ一丸で夢に向かって走り続けてまいります。

GUEST COMMENT

巻 誠一郎

対談を通して、斉藤社長はフレッシュさの内側に強い芯を持っていらっしゃり、我慢強く誠実なお仕事で信頼を築いてこられたのだと感じました。保育園や老人ホームの設立が実現すれば、福祉の分野でも雇用が創出され、地域に活力が与えられるはず。貪欲に突き進む姿勢には私の若い頃を重ねてしまう部分もあり、この先の飛躍が心から楽しみになりました。

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