インタビュー

建築

株式会社 コタジマ総建

千葉県出身。飲食業を営み、茨城県への移住を機にトラックドライバーへ転身する。知人に持ち掛けられた起業の話が破談となるも、建設業で再起を図り約20年にわたりキャリアを積む。2018年に独立し、リフォームを専門に手がける(株)コタジマ総建を立ち上げた。

株式会社 コタジマ総建
住所 〒300-1204
茨城県牛久市岡見町2605-8
URL https://kenchanpeint.com/

吉井 まずは、古田島社長が起業されるまでの歩みからお聞かせください。

古田島 もともと私は、トラックドライバーとして物流の仕事をしていました。ある時、知人から「ゴミ収集運搬の会社を経営しないか」と誘われ、妻子を養うために会社を辞める決意をした私は、所有していたトラックも売却したんです。しかし開業直前になって突然、出資者から話を破談にされてしまって・・・。進路も退路も断たれ、やむを得ず土木建築業の世界に入ることになりました。

吉井 大変なご経験をされましたね。その窮地からどう立ち直られたのですか?

古田島 しばらくは休みなく働き詰めの日々が続きましたが、その姿を見た元請けの会社の方が「うちに来ないか」と声を掛けてくださり、入社することになりました。私は恩返しの気持ちで懸命に働き、経営に関わるポジションにまで上り詰めたものの、今度は専務から会社乗っ取りのあらぬ嫌疑をかけられ、最終的には解雇されることに。それを機に、自らの会社を立ち上げた次第です。

吉井 独立まで波乱万丈の人生を送られてきたのですね。苦難に負けず立ち上がられた社長の胆力に感銘を受けます。

古田島 開業直後も、前職からの人間関係は一切引き継がず、すべてゼロから始めたので苦労の連続でした。それでも地道な営業を続け、真摯に仕事と向き合った結果、経営を軌道に乗せられました。

吉井 現在は、リフォーム工事をメインに請け負っていらっしゃるそうですね。

古田島 はい。トイレ・キッチンなどの水回りから、外壁・屋根といった外観部まで、幅広いご依頼に対応しております。施工においてはお客様とのコミュニケーションを何より重んじ、ご要望やご予算をしっかりお聞きしたうえで、複数種類のプランを提示させていただきます。

吉井 柔軟に対応していただけるのですね。職人さんはご自身の技術に自信を持っていらっしゃる分、「こうだ」と決めてしまうイメージがあったので、一緒に考えてくださるのは心強いです。

古田島 自分にもお客様にも正直に、というのが私のポリシーです。どんなに優れた商品も、お客様にとって不要であれば意味がありませんから、押し売りのようなことは決してしません。そうした姿勢を貫いているからこそ、いつでも堂々と営業活動を行うことができるのです。

吉井 社長ならリフォーム業界全体のイメージ向上も実現していかれると思います。今後についてはいかがでしょうか?

古田島 この先も地域密着のスタイルで、どんな風が吹こうと倒れることのない強い会社をつくりたいですね。そして、地域の方々から「牛久でリフォームならコタジマ総建」と言っていただける存在を目指そうと思います。“金儲けより人儲け”の精神で、お客様と長いお付き合いができるオンリーワン企業として、心から感謝される仕事を続けていきます。

GUEST COMMENT

吉井 怜

「お金を支払う側のお客様から感謝の言葉をいただけるのが、この仕事の一番のやりがい」と語ってくださった古田島社長。信頼関係を何より大切にされていることがお話の端々から伝わってきましたし、社長になら心を開いて家のことを相談できそうです。ぜひ、地域一のリフォーム会社まで飛躍されてください。


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