芸術系の高校・専門学校でインテリアデザインなどを学ぶ。インテリアショップで勤務した後、飲食業界へ転向。程なくして、岡本太郎の影響を受けて建築デザイン事務所に転職した。3年にわたって経験を積み、独立。個人事業主を経て(株)Fuji designを設立した。
株式会社 Fuji design | |
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住所 | 〒153-0052 東京都目黒区祐天寺1-15-3 2F |
矢部 東京都目黒区で、建築物のデザインなどを手がけている(株)Fuji designさん。まずは、小山社長がこちらを立ち上げるまでの歩みからお聞かせいただけますか?
小山 私は芸術系の高校に通い、卒業後はインテリアデザインが学べる専門学校に進学しました。それから、家具やインテリア雑貨を販売する会社で働き、その後、飲食業界に転職したんです。
矢部 なるほど。デザインのお仕事から一時は離れていらっしゃったのですね。再びこちらの世界に戻られたきっかけは何だったのでしょうか?
小山 飲食店で働いていた際に出会った方が貸してくれた本がきっかけで、自分がやりたいことは、やはりデザイン系の仕事だと再認識したんです。
矢部 そしてデザインのフィールドで再スタートされたということですね。
小山 ええ。建築デザイン事務所に転職して3年ほど経験を積み、個人事業主として独立しました。そこからは、背中を押されるようにして次々仕事が来て現在に至ります。クライアントが新しいクライアントを紹介してくれることがほとんどだったので、周囲の方には本当に感謝しているんです。
矢部 では、具体的にどのような事業を手がけていらっしゃるのかについてもお聞かせいただけますか?
小山 飲食店やアパレル店などの店舗や一般住宅のデザイン・設計を軸に、施工管理までを一貫して行うこともあります。また、私は仕事をする際に、楽しむことを何よりも大事にしています。というのも、私の周りには、「仕事は遊びの延長線上にある」と考えている方がたくさんいます。中には、ユニークな発想を持っている方もいて、そうした方々から仕事のインスピレーションを得ることもありますね。
矢部 楽しく働いて利益を生み出すという過程を繰り返して、成長し続けていらっしゃるということですね。それこそが、オリジナリティのある社長のデザインにつながるのだと思います。
小山 とはいえ、仕事によっては予算や工期が厳しいオーダーをいただくこともあるんです。
しかし、そうした難しい依頼でも、クライアントが意図していなかった価値やそもそもの考え方から一緒に考え直して、予算に対してそれなりのものではなく、おもしろいと思える特別なものを手がけるように努めています。
矢部 社長ご自身が前向きな姿勢を貫いているからこそ、人や仕事がどんどん集まってくるのだと思います。そんなバイタリティ溢れる社長の今後の目標についても、ぜひ教えてください。
小山 会社の規模を大きくすると同時に、もっと“おもしろい人”を集めて、お客様に感動と驚きを与えられるような“おもしろいもの”をつくっていきます。

GUEST COMMENT
矢部 美穂
まだ25歳という小山社長。仕事に対する考えやビジョンがとてもしっかりしていて、頼もしい方だと思いました。そんな社長だからこそ、これからも次々と依頼が舞い込んでくることと思います。これからも社長らしいデザインや設計の提案を通じて、素晴らしい建築物を生み出していってくださいね!