インタビュー

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株式会社 松永商店

学業修了後はバーテンダーの仕事に就き、都内の飲食店やバーで経験を積んだ後に帝国ホテルへ就職。約8年の勤務を経て、「経営者になりたい」という積年の思いを実現すべく家業の屋号を引き継ぐ決意をし、2018年に(株)松永商店を立ち上げる。現在は接客業のスキルや視点を生かした独自の清掃業で成長を続けている。

株式会社 松永商店
住所 〒116-0003
東京都荒川区南千住7-11-1
URL https://m-shouten.com/

名高 松永社長は、もともと飲食業界で長くご活躍されていたそうですね。まずは、こちらの会社を立ち上げられるまでの歩みからお聞かせいただけますか?

松永 私は都内の飲食店やバーでバーテンダーとして働き、キャリアを積んだ後に帝国ホテルに入社しました。そこではバー・ラウンジでの勤務はもちろん、迎賓施設への出向なども経験し、接客応対のスキルを磨いていったんです。

名高 そのままホテルバーテンダーを極める道もあったかと思いますが、新分野で独立された経緯が気になります。

松永 実は、曾祖父と祖父の代まで家業として金物店を営んでおり、その影響で私も「いつかは経営者になりたい」という思いを抱いていました。そして、どうせ挑戦するなら新しい分野へ進出したいと考え、勤務時代から興味を持っていた清掃業で起業することにしたんです。当然、業務は未経験だったので、退職後はアルバイトから清掃の仕事を始め、人脈を築きながらさまざまな案件をこなしていきました。その中でチームとして動ける仲間が増え、依頼数も順調に増えたことから、2018年に法人化した次第です。

名高 現在は、主にどういった案件を請け負っていらっしゃるのでしょうか?

松永 オフィスビルや商業施設を中心に、清掃業全般をお任せいただいております。エントランスのモップ掛け、トイレ清掃、ごみ回収、ポリッシャーを使った床磨きまで、どんな作業にも対応可能です。また、長い期間お付き合いさせていただく定期清掃も承っております。

名高 建物の清掃のことなら何でもお願いできるのですね。同業他社の多い業界ではありますが、その中で御社ならではの強みはどこにあるとお考えですか?

松永 やはり、私がホテルマンとしての視点を持っているところですね。作業中も、空間をきれいにすることはもちろん、常に人の動線や気配を意識しながら行動するよう心がけています。例えば、エレベーターでお客様とすれ違う際にはあいさつをしつつ、どの階へ行かれるのかをさり気なく覚え、次回からは行き先のボタンを押して差し上げるなど、細やかな気遣いとコミュニケーションを欠かしません。そうすることで、お客様の満足度を高めつつ、ご要望もその場でおうかがいできる距離感をつくれるのです。

名高 確かに、そこまでホスピタリティにこだわっていらっしゃる会社はなかなかないと思います。では最後に、将来のビジョンについても教えてください。

松永 これからは、国内外の人材を積極的に雇用して、育成に力を入れていきたいと考えています。現状では、清掃業は残念ながら人気の職業とは言えませんが、当社が福利厚生を整え、住居や生活設備なども用意できるまで成長することで、少しずつイメージ向上に貢献したいですね。若い世代の憧れの存在になれるよう、企業努力を続けてまいります。

GUEST COMMENT

名高 達男

「今は働いているスタッフが楽しそうにしているのを見ることがやりがいです」と語ってくださった松永社長。清掃業は肉体的にきついイメージが先行しがちですが、まったく新しい視点・アプローチをお持ちの社長なら、常識を覆せると思います。この先もそのホスピタリティを武器に、飛躍され続けてください。


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