生徒に「嫌われる」勇気を持って
千葉 では、現在手がけていらっしゃる事業についても教えてください。
髙橋 当社では、ビジネススクール「ENTRE PLACE Academy」をメインに運営しています。私が講師となり、ビジネスを手がけるうえで必要な思考やマインドから実践的な営業・集客ノウハウまでを学んでいただけるカリキュラムを組んでいるんです。
千葉 起業家として活躍されている社長ご自身が講師ならば、受講生の皆さんも心強いと思いますよ。
髙橋 講師である私がさまざまな事業を運営しているという点こそが、「ENTRE PLACE Academy」の強みだと考えているので、そう言っていただけると嬉しいですね。また、私はもともとスーツが好きだったこともあって、オーダースーツ事業も手がけています。その他、イタリアンレストラン「PIZZA&craft beer YUMENO-HASHI」の運営もしているんです。これは、店舗ビジネスを手がけてみたいと言う受講生たちに夢を与えたいと思ってオープンしました。店名にはその思いを込めて、“YUMENO-HASHI(夢の橋)”と付けたんですよ。
千葉 お話をうかがって、社長が受講生の皆さんとしっかりコミュニケーションを取っていらっしゃる様子が伝わってきました。受講生の方々と接する際に気を付けていることなどはありますか?
髙橋 受講生たち自身に明確な目標を掲げてもらい、次の授業までに実践すべきことをしっかりと指導することを大切にしています。他にも、嫌われる勇気を持って、受講生に接しているんです。
千葉 ぜひ、詳しくお聞かせください。
髙橋 人が一歩上のステージに進むためには、それまで避けていたり見ようとしていなかったりした自分の弱さと向き合うことが必要なんです。そうした弱さと向き合える場所は居心地が悪いかもしれません。しかし私は、そんな居心地の悪さも受講生たちの足りない部分を伸ばすことにつながると考えて、皆から嫌われることを恐れずに、ビジネススクールを運営しているんです。
千葉 受講生の方々と真に向き合っている社長の姿勢に感銘を受けました。今後についてはいかがでしょうか?
髙橋 これからも日本の若者たちに夢を与えるという目標に向かって、私自身も成長し続けていきます。
これまでの人生や若き挑戦者への思いをつづった著書を出版
(株)Historiaの髙橋平吉社長はさまざまな事業を展開し、起業を目指す人々にとっての旗振り役として活躍。より多くの挑戦者の背中を押すべく、著書を出版する。自身のこれまでの人生から、“本気”で挑戦したい、起業したいと考える人々への思いまでをつづる同氏。人生を模索したり、悩みを抱えたりしている方にとって教科書になるような一冊とのこと。

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GUEST COMMENT
千葉真子
ご自身の努力で人生を大きく変えてこられた髙橋社長。「今は当社のサービスがどれだけ社会の役に立つか、影響力を持てるかを考えて行動しています」と語ってくださいました。熱い信念を持ってビジネスに取り組む姿にあこがれを抱く受講生の方もいることでしょう。ぜひこれからも多くの若者を導く存在であり続けてくださいね。