群馬県出身。学業修了後は叔母のもとで金型設計から製造までを学び、兄と共に独立。1996年に分社化し、兄のもとを離れ(有)ハンダ・エムデー・ピーを設立した。金型に関わる事業を展開するだけでなく、2020年からは社会のニーズに応えるべく「マスクフレーム忍者」の開発・製造事業を立ち上げた。
有限会社 ハンダ・エムデー・ピー | |
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住所 | 〒374-0012 群馬県館林市羽附旭町535-2 |
URL | https://www.handa-md-p.co.jp/ |
矢部 金型の設計や製造、プレス加工などを手がける(有)ハンダ・エムデー・ピーさんは、創業してから25年以上の歴史を持つ会社だそうですね。
半田 そうなんです。もともと私の叔母が製造の仕事をしていて、叔母のもとで兄と一緒に働いていたんですよ。そして経験を積んで、兄と共に独立しました。それから18年が過ぎた頃、兄のもとを離れて起業することにしたんです。今ではお互いに得意な分野を生かして、金型の製造をしています。
矢部 そんな中、最近ではマスクの開発にも尽力されているとうかがいました。
半田 ええ。当社も少なからず新型コロナウイルスの影響を受けてしまい、そこで何か新たにできることはないかと考えましてね。もともと、ものをつくることは好きだったので、マスクの開発をすることにしたんです。そして、当社オリジナルの「マスクフレーム忍者」が生まれました。
矢部 とてもキャッチーな名前のマスクですね。一般的なマスクとはどのような部分が違うのでしょうか?
半田 このマスクフレームはナイロン製で、写真(ページ内左下参照)でわかるように2つ折りの構造になっています。その間に布などを挟んで飛沫防止用マスクとして使えます。マスクフレームは簡単に水洗いができますので、常に清潔を保っています。
また、耳ひもにはシリコンチューブを使っています。肌に優しくフィットしますので、耳の痛みもありません。そのうえ、マスクのズレ防止のために左右2ヶ所に特殊部材を用いています。これは、ファッション性も兼ね備えたつくりなんです。
矢部 確かに、話しているとだんだんマスクがずれてしまう方は多くいらっしゃると思います。それがストレスに感じている方もいるでしょうから、ぜひ多くの方に「マスクフレーム忍者」を知っていただきたいですね。
半田 そうですね。マスクがずれないよう「マスクフレーム忍者」がしっかりホールドしてくれるので、運動をするときに使用するのもおすすめです。さらに、フレームに付け替えが可能なマウスシールドもセットで販売しています。マウスシールドに付け替えれば、飛沫を防止しながら食事もできますよ。
矢部 マスクの需要はまだまだ高まり続けていますから、「マスクフレーム忍者」はこれからも多くの注目を集めると思います。今後の目標についてはいかがでしょうか?
半田 今後も時代に沿った新しいものを積極的に開発していきたいと思っています。また、「マスクフレーム忍者」に改良を加えるなどして、より良い商品にしていきたいです。
◀ (有)ハンダ・エムデー・ピーによる「マスクフレーム忍者」

GUEST COMMENT
矢部 美穂
マスクの需要が高まっている社会のニーズに応えるべく、便利なアイテム「マスクフレーム忍者」をつくり出した半田社長。アイデアを形にすることは誰にでもできることではありません。率先して新たな試みに挑戦していく社長の姿勢に感銘を受けました。