学生時代、父親が経営するスイミングスクールを手伝い、子どもの指導に興味を持つ。30代半ば、横須賀市で、そろばん、書道、体育教室などを展開する「キッズカルチャーOZ」を設立。現在は、平成町校、湘南山手校の2校と個別学習塾「OZラーニング」を運営している。

名高　「キッズカルチャーOZ」さんは、そろばんや書道をはじめとした教室を展開されてもう10年、昨年からは個別学習塾も開校されたそうですね。もともと教育に興味がおありだったのですか？

長森　大学生の夏休みに、父が経営するスイミングスクールを手伝ったことがあったんです。子どもから高齢者の方まで教えました。その時にこういう仕事も楽しいなと思い、以降、16年間はスイミングスクールの運営に携わりました。

名高　そこから学習指導へシフトするに至ったのには、どういった経緯があったのでしょうか？

長森　スイミングスクールの運営会社が変わるタイミングで私自身も何か新しいことを始めたいと思い、この業界に飛び込もうと決意しました。

名高　もともと、教えるということが性に合っていたのではないですか？

長森　そうかもしれません。水泳にしても、そろばんにしても、助言してあげることで、子どもたちが少しでも上達した姿を見られるのはとっても嬉しいです。

名高　子どもたちが成長していく姿を間近で見ると、やりがいを感じられるんでしょうね。横須賀市は学習塾も多いエリアだと思います。こちらの塾ならではの特長があれば教えてください。

長森　上位の高校を目指す子どもたちは大手にお任せするとして、私たちは勉強が苦手な子・嫌いな子に向けた学習塾を展開したいと考えています。また、勉強だけではなく、しつけやマナーまで含めて指導を行っていきたいな、と。忘れものや遅刻はしない、しっかりあいさつをするなど、当たり前のことですね。

名高　基本的なこととはいえ、家庭で教えない親御さんも多いでしょうから、そういった点まで面倒を見てくれると安心ですね。何だか長森代表のお話を聞いていると、近くで見守ってくれる良きお兄ちゃんといった印象を持ちます（笑）。

長森　そう言っていただけると嬉しいですね。やはり子どもたちには、まず楽しんでもらいたいと思っています。そのほうが上達も早いですからね。授業がない日でも、子どもたちが自然と集まってくる場所でありたいと考えています。

名高　どんな世界でも楽しまなければ上達はないですからね。10年も教室を経営されていると、生徒たちがどんどん大人になっていくのではないですか？

長森　そうなんです。卒業生がここでアルバイトをしたいと言ってくれたり、電話がかかってきて一緒にご飯に行ったり（笑）。大人として付き合える関係性が続いているのは嬉しいですね。

名高　卒業生が増えていくと、さらに盛り上がるのではないでしょうか。今後の展開も楽しみです。

長森　横須賀で子どもの習いごとといえば「OZがあるよね」と、地域の方々から言っていただけるよう、少しずつ拠点も増やしていきたいと考えています！

GUEST COMMENT

名高 達男

「楽しく学ぶ」をモットーにされているという長森代表。お話を聞いていても、「楽しい授業がしたい」という気持ちが伝わってきました。朗らかなお人柄で、生徒たちからも慕われているのだと思います。3拠点目のオープンも控えているということですから、ますますファンが増えそうで楽しみですね！