インタビュー

卸・販売

株式会社 HSI

医療家系に生まれ、自然な流れで医療業界を志す。学業修了後は医療材料の販売会社に入社し、シリンジや針などを全国の医療機関に届けながら、約20年以上にわたって勤め上げる。その経験を駆使し、より包括的に医療機関をサポートすべく独立を決意。2020年に(株)HSIを立ち上げた。

株式会社 HSI
住所 〒422-8053
静岡県静岡市駿河区西中原1-5-32
オフィスシャロー3F
URL http://hsi-s.co.jp/

時東 さっそく、こちらの会社を立ち上げるまでの歩みから教えてください。

石丸 私は父や兄が薬剤師を務めていたため、幼い頃から医療が身近な存在だったんです。学生時代から医療業界へ進むことを意識し、学業修了後は福岡県の医療材料を販売する会社に就職しました。シリンジや針からペースメーカーまで約30万品以上にわたり販売していたんです。当時は転勤も多くて、全国各地を飛び回りながら20年以上勤務しました。

時東 独立のきっかけは何だったのかが気になります。

石丸 転勤の際は、家族とは離れて単身赴任をしていたものの、あるとき家族が重篤な病を患ったきっかけもあり起業を志すようになったんです。また、もともと自分の経験を生かして、より幅広く医療機関を支援したいと考えていたのでタイミングとしてもちょうど良いと思い、医療材料だけでなく医療機器やリハビリ機器などの購買・調達を支援する事業を立ち上げました。

時東 社長は現在、他にも医療業界のIT化を進めるための事業にも注力なさっているとうかがっています。

石丸 はい。今、最も力を入れて取り組んでいるのが、医療情報ネットワークの構築支援です。IT化が進んでいない医療機関は多くあります。患者様の生体情報を取得し管理する機器があったとしても、重症系部門のみに設置されている場合がほとんどです。つまり、重症系部門から出てしまうと、医療従事者の方々はリアルタイムで情報を確認することが難しくなってしまうんですよ。同じ病院で働いていても、医療従事者の方々の間で得られる情報に偏りが生じているのが現状なんです。そこで、各医療機関に適した機器の提供を通じて、患者様から離れた場所にいても状況を把握することができる環境づくりをサポートしています。

時東 それは素晴らしいですね。会社としての今後のビジョンについてもお聞かせいただけますか?

石丸 医療情報ネットワークの構築支援の他にも、介護福祉用具の開発や購買・調達の支援事業にも力を入れていきたいと思っています。上海に駐在やベトナムの病院視察をしたことがあり、その際に車いすなどの介護用品があまり普及していないと感じたんですよ。とはいえ、単に日本製の車いすを普及しても、日本と海外の交通事情は違います。車いすだけでなくお箸やスプーンなどもそれぞれの国の特性に合ったものを開発し、提供できるようになりたいですね。

時東 広い視野を持っていらっしゃる社長の行動によって、救われる方も多くいることでしょう。これからのご活躍を楽しみにしています!

石丸 ありがとうございます。最終的には介護製品のメーカーとしての地位の確立を目指しているんです。その目標に向かって、これからもまい進し続けます。

GUEST COMMENT

時東 ぁみ

「私は患者様を直接診ることはありません。しかし、当社を通じて導入した機器によって、医療機関の効率性が上がり、それが患者様のためになっていれば嬉しいんです」と語ってくださった石丸社長。独自の視点で医療業界の問題点を見据え、医療従事者の方々を支えている姿には感銘を受けました。


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