インタビュー

建築

株式会社 統心

学業修了後は足場職人として建設会社に入り、一から技術を身に付ける。現場に出る中で「職人が大切にされていない」と現状に問題意識を抱くようになったことから2011年に独立を決意。個人事業主を経て2015年に(株)統心を設立した。現在は足場工事や公共事業工事を中心に、規模の大小を問わず幅広く事業を展開している。

株式会社 統心
住所 〒592-0012
大阪府高石市西取石5-4-13
URL https://tou-shi-n.co.jp/

大阪府を拠点に建設工事業全般を手がける(株)統心。社長の濱口氏は職人としての長いキャリアを持ち、苦労してきた経験を糧に従業員と正面から向き合うスタイルで会社を成長させている。現状維持に甘んじない挑戦心に、元ボクシング世界王者の西岡利晃さんが迫った。


現場の心を一つにする

西岡 濱口社長は、これまで建設業界で職人の道を一筋に歩んで来られたとうかがっています。まずは、ご自身で会社を立ち上げられるまでの歩みからお聞かせください。

濱口 私は学業を終えるとすぐに建設系の会社に就職しました。そこでは足場工事の職人として働くことになったんです。その中で、さまざまな現場を経験させていただき、お世話になった方も多かったものの、現場をまとめる工務店さんの中には、職人をあまり大切にしていないところもありました。次第に、その現状に対して「何とかしたい」と思うようになったんです。

西岡 なるほど。業界への問題意識を抱かれ、独立を考えるようになったと。

濱口 はい。建設現場というのは、多種多様な業種の職人さんが力を合わせて、1つの建築物をつくり上げていく空間です。だからこそ、そこにいる人間の心も1つになっていることが重要だと思いましてね。そして、その理想を実現するには自ら起業するしかないと考え、当社を立ち上げました。

西岡 実際に経営者になられてみて、滑り出しはいかがでしたか?

濱口 やはり最初は仕事を取るのに苦労をしましたね。しかし、誠実な仕事を心がけていくことで多くの方から信頼されるようになり、会社としての基盤を整えることができました。ありがたいことに、昔から仕事仲間には恵まれていて、現在も関西を中心に多くの現場を一緒に動かしてくれる職人たちがいるんですよ。これからは、人材育成や管理職の採用に力を入れていこうと考えています。

西岡 「現場の心を一つにする」という社長のお考えに共感する職人さんがたくさんいるからこそ、自然と周囲に人が集まって来るのだと思います。

濱口 そう言っていただけると嬉しいですね。また、私の妻が会社の経理全般を担ってくれていまして。突き進むことだけを考えている私を後ろから支えてくれる彼女の存在も大きな助けになっています。私の周りにいる皆に心から感謝しているんです。

1 2


amazonからのご注文
2021年1月号
COMPANYTANK 2021年1月号

巻頭企画「天馬空を行く」には、元サッカー日本代表選手の巻誠一郎さんがご登場します!

定期購読のご案内
 

interviewer's eye

カンパニータンクのインタビュアとして活躍されている各界の著名人たちに本誌編集局が逆インタビュー。

水野 裕子 名高達男 鶴久 政治 宮地 真緒 駒田 徳広 矢部 美穂 時東ぁみ 杉田 かおる 畑山隆則