インタビュー

建築

株式会社 絆

学業修了後は土木業界へと進む。職人としての経験を積んだ後、25歳で(有)飯塚興業を設立。質の高い施工で顧客の信頼を獲得しながら、順調に規模を拡大するも、事故により下半身麻痺の状態に。同社の役員を務めた後、再び経営者となることを決意し、(株)絆を立ち上げた。

株式会社 絆
住所 〒273-0105
千葉県鎌ヶ谷市鎌ヶ谷7-9-77
URL https://iizukakougyou.com/

千葉 本日は、千葉県を中心に土木工事業を手がけていらっしゃる(株)絆さんにお邪魔しています。根本社長は、昔から建築業界で働く夢をお持ちだったのですか?

根本 そうなんです。幼い頃から周りの子たちがスポーツカーなどのミニカーで遊んでいる中、私だけ重機のミニカーで遊んでいたほど、ダンプや重機が大好きでしたね。そうして、高校卒業後はすぐに土木業界に進んだんです。私の中では、仕事も遊びの延長だと思っていて、仕事で重機に乗ると思うと、不思議と早起きできるんですよね(笑)。そうした思いもあって、その頃は他の職人の倍くらいの作業量をこなしていました。当時の私は負けず嫌いで、この仕事はライバルとの戦いでもあるし、自分との戦いでもあると感じていたんです。

千葉 かなりストイックでいらっしゃいますね。まるでアスリートのようです。

根本 好きなことなので、苦労とも思わなかったですね。程なくして、勤めていた会社を退職することになりましてね。(有)飯塚興業を設立したのは、25歳の頃です。独立後も、前職時代の社長からは仕事をいただくなど、サポートしてくださったんです。独立して10年ほどたったときには、「うちと対等の立場で仕事しろよ」と言われて、二次下請けから一次下請けにしてもらいました。ところがある日、現場での仕事を好むあまり、事故により下半身麻痺の状態になってしまったんです。それで、第一線を退くことになりました。障がいを負いリハビリ生活が続く中で、支えてくださる皆さんに「ここで諦めてしまったら申し訳ない」と思い、もう一度経営者になることを目指し、(株)絆を創業したんです。現在は、少しずつではあるものの、機械にも乗れるようになってきています。

千葉 おつらい経験を乗り越えて、社長が前向きに挑戦し続ける姿勢に感銘を受けました。では、現在の事業内容や、陣容についても教えてください。

根本 土木工事全般を手がけています。当社は女性スタッフも活躍しており、会社の敷地内で重機の操作の練習をするなど、全員が高い意欲を持って仕事に取り組んでいるんです。そして私は、当社を立ち上げる際に、多くの方とのご縁を感じました。社名には、「周りの方々との絆を大事にしていきたい」という思いが込められているんですよ。

千葉 そんな社長のもとには、これからも多くの依頼が舞い込んでくることでしょうね。最後に、今後のビジョンをお聞かせください。

根本 土木の仕事は「街づくり」のようなもの。障がい者でなければわからない目線もあると思いますから、バリアフリーを施すなど障がいを持っている方々に少しでも貢献できればと考えています。そうして、この仕事を誇りに思える活動を続けてまいります。

GUEST COMMENT

千葉 真子

まるでアスリートのような感覚をお持ちでいらっしゃる根本社長。下半身麻痺というハンディキャップを背負いながらも、ひたすら前向きに、果敢に仕事に向き合っていく姿勢が素敵だなと感じました。それも「負けたくない」という強い気持ちがあるからなんでしょうね。今後のご活躍も期待しています!


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