インタビュー

医療・福祉

株式会社 HacoS

工務店を営む父親のもとに生まれる。学業修了後は家業に入り、大工として20年以上の経験を積む。その中で、高齢の顧客からさまざまな悩みを聞き、住宅の施工だけでなく健康面でも力になりたいと思うように。模索する中で訪問マッサージ業の存在を知り、マッサージ業界へ転身。2017年に個人事業主として独立し、2020年に(株)HacoSとして法人化を果たした。

株式会社 HacoS
住所 〒333-0834
埼玉県川口市安行領根岸2538-1

埼玉県川口市で訪問マッサージ事業を中心に手がける(株)HacoS。かつて大工として多くの住宅建設に携わってきた半村社長は、さまざまな視点から暮らしを豊かにする新たなサービスを生み出し社会に貢献し続けている。同氏の思い描く理想とは何か、女優の大路恵美さんがうかがった。


転機となった顧客の高齢化

大路 半村社長は、以前は大工としてご活躍なさっていたとうかがっています。異なる分野のマッサージ業界で独立するまでの歩みからお聞かせください。

半村 私はもともと、父親が経営する工務店で住宅の建築やリフォームに携わっていたんです。20年以上働く中で、お客様とは長年にわたってお付き合いさせていただくようになると同時に、お客様もご高齢になっていきました。
 そんなお客様たちからは、廊下に手すりを付けてほしいなどのバリアフリーを意識したご依頼が多くなっていったんです。ベッドから起き上がることが難しい状況になっているお客様もいましてね。そこで私は、施工の他に何かできることはないかと考えるようになったんです。次第に、体が健康になれば、起き上がれるようになったり、ご自身でトイレに行くことができたり散歩したりできるだろうと思い、マッサージの仕事へ興味を抱きました。

大路 なるほど。それがきっかけで新しい一歩を踏み出されたのですね。

半村 ええ。いろいろと調べる中で訪問マッサージは健康保険が適用されると知り、とても便利なサービスだと思ったんです。そこで、多くの方に広めたいと考えて、2019年に独立し、2020年に(株)HacoSとして法人化を果たしました。

大路 では、実際に独立してみていかがでしたか?

半村 当初は訪問マッサージの認知度があまり高くなかったため、お客様を増やしていくのに苦労しました。しかし、地域の方々を施術させていただいていくうちに、ありがたいことに評判が広がり、無事に経営を軌道に乗せることができたんです。

大路 起きるのが難しいという方や足腰が弱っている方は外に出るのも難しいでしょうから、自宅まで来てマッサージしていただけるというのはとても嬉しいと思いますよ。また、社長のように長年にわたって地域に根差して活動されてきた方であれば、なおさら安心感があることでしょう。

半村 ありがとうございます。近年は、医療現場もひっ迫していて、病状が重い方でも長期入院ができない場合もあるそうです。だからこそ、在宅でどれだけ体のケアができるのかという部分がこれからの医療業界では重要だと言えるでしょう。そういう意味でも、この仕事はとても意義のあるものだと自負しています。また、一般の方の多くは、マイホームを購入されるときに約35年のローンを組み、完済した頃にはご高齢になっていると思うんです。そのときに、お客様が元気に暮らすことができるよう、皆様のお役に立ち続けたいと考えています。

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